WWW 2nd Anniversary "印象波"

朝、amazonからCDが届く。King Crimsonの『Lark's Tongues in Aspic - The Complete Recordings』。えーと、、、ことある毎にプログレは苦手、と、わざわざ書いたりしているくせに、このCD13枚+DVDとBlu-rayが1枚ずつの15枚組みって強烈なのを買ってしまうのはおかしいのかも知らんけど、でも、KCだけは聴いている。ので、無駄にアナログを組み合わせていないこのセットは、見逃せなかった。手に入らなくなってから欲しがるよりは、破産破産。
で、今夜はアケタの店。ではなくて、渋谷WWWに足向け。個人的にはガガーっとBrotzmannを続けるのも、まあいいのだけど、今回は間にそっち側とは違うのが挟まって、なんかその方がバランスがあって、気に入っている。
今夜のWWWはツーマン。まずは石橋英子 with もう死んだ人たち。この名義は半年ぐらい前だかにSDLXで見ている。その前の名義も、まあ、似たようなもん。まあ、豪華なバンドの面子。Jaco PastoriusとかJohn Bonhamとか、Derek Baileyまで居る。あーそうだ、Stradivariusも、居た。まあとにかく、このバンドの楽曲はかなりひねくれてて、石橋さんの歌声を音数少なく響かせながら、突如として変拍子気味。こういうのを行ったり来たりするので、プログレ・ポップって感じ。グルーヴィーってのはちょっと違うので、なので立見はちょっと違うかな。またSDLXで座って、ゆっくり聴きたい気分。
次がPara。まあ、今夜アケタに行かなかった理由は、Paraが東京では3年ぶり、ってのが大きい。で、こっちはグルーヴかまされまくる。まあ、そういうバンド。けど、アゲアゲな展開に持ち込むってのは、まああるのだけど、でもそれじゃないほうが多く、ミニマルに音を連ねつつ、ってのが持ち味。だと、思う。それがグルーヴするのだから、もうそこかしこ、揺れまくり。動かずに見るほうが難しい。はしる千住宗臣のビートと、重低音で余裕のあるフレーズするYOSHITAKE EXPEのベースが凄い。その上を2人のキーボードと山本精一のギターがミニマルする。シンセなキーボードがなんかYMOっぽい。デモ多分このバンド、も、プログレ、って感じもする。KCの80年代初頭のあの変と共通項、とか、思う。けど、あっちが歌を持ち込んでるのに、こっちはグルーヴを持ち込んでいる。
悩みだったReichのコンサート、今夜のParaでミニマルを味わったので、今回はスルー決定。