オレは天国の扉を叩き壊す!

泣く泣くHeavyweightsを諦めた。して、向かう。為に山手線。乗る。が、動かん・・・。原宿渋谷間で人が降りたとかどうとか・・・。多分20分ぐらい、待たされ、その間に車内はすし詰め状態・・・。で、今夜の狙いとしては、開演予定10分前ぐらいについて、最後列あたりに座って、ってイメージはもろくも崩れた。到着は開演予定を5分ほどは過ぎた。まあこれがいつもの何々系なら絶対に開演してないのだけど、今夜は違った。辿り着いたアピア40の中に入ると、前座の久土'N'茶谷が盛り上げている。して、入って、他に進む事もできず、なんかここに立ってるのはちょっとダメだと思うのだけど、他に行き場も無く、そこ。
して、久土'N'茶谷。この名義はよく聴くけれど、この名義の演奏を聴くのは初だった。アコギとドラムでロックかます山本久土は座ってギター弾きながら歌う。この男、中村達也とダブるキャラの持ち主。はしゃぎつつ、が、なんかこのやんちゃなロックがカッコいい。しかもまさかのECDのカバー、「職質やめて!」なんてのもかます。また、面白いバンドを知ってしまった・・・。
で、今夜のメイン、遠藤ミチロウ。今夜はミチロウの62歳の誕生日、『遠藤ミチロウ Birthday Live』だった。なのでHeavyweightsも諦めた。アコギで弾き語るのは「SEX」。正式なタイトルは違うけど、めんどいのでこれでいい。掴みはOK。して、すぐにゲストのピアニスト丸山鮎子が加わる。おー、いきなりそうくるか、ってかまされたのが「Just Like a Boy」。これでもう個人的にはOK。この曲がオレはたまらなく好きだ。好きなのです。ので、これが聴けたので、もうこの後、なんでもOKなのです。つーか、出してくるのが早い。が、この後も、タイトルはわからんくても曲は知ってるのが続く。一人で弾き語りじゃなくて、ピアノが加わる事で、多分ミチロウの歌うという事にも余裕が出てる。勿論、しっとりなんてのとは全く違う。けど、そういう気分でもいいのかも知らん。沖縄にツアーに行くと話し、「我自由丸」とか、ここには当然グッときた。福島と沖縄とか、ホピ族の事とか、そういうMCがミチロウという歌い手から出てくるのは、パンクが何かっての、の、重要なとこ。
セットチェンジってやり方じゃなくて、丸山鮎子が抜けてミチロウと久土'N'茶谷のトリオ。まあ、もうここからはあれ、スターリン、なわけで、あー、立見でよかったって、なった。まさかこのハコでこんなにユラユラする羽目になるとは思わんかった・・・。なんか、もう大分経っている曲だけど、それが今でも現役のパンクってのがカッコいいわけ。です。2回のアンコールで、最後は「メシ喰わせろ」って、これもホントのタイトルはちがうけど、まあ、これでいいと思う。
んー、ミチロウの誕生日なので客席がミチロウを祝う気分のライブになるはずだったけど、逆だった、と、思う。ミチロウに祝ってもらった、気がする。