獅子奮迅!ブロッツフェス2012 ペーター・ブロッツマン 2DAYS - 初日

今夜は短いセットを3つ。というパターン。1stがPeter Brotzmann、21絃と17絃箏の八木美知依、ドラムの本田珠也。Brotzmannのアケタ・トリオ、ってな面子。1年ぶりに聴くBrotzmann。ここではアルト。で、音が出る。出た音を聴いて、あーやっぱ、Brotzmannの音は凄い、と、思い出す。齢70を超えて、いまだに現役のフリーマン。そこにはソウルフルとスピリチュアルがある。あー、毎度こんな事書いているな。けど、他には浮かばん。あまりにも入り込んでくる音。そして、近年の日本でのBrotzmannの演奏の場に置いて、八木さんと本田ってのは明らかに重要だと思うのだけど、このトリオ、思いっきりハードに絡んでいるのに、ピッタリとはまっているようにも思う。ドコア、とも、思う。
2ndはBrotzmannにサックスの坂田明、エレクトリックなラッパの近藤等則。3管のみって、なんSonoreを思うのだけど、まあ、それは皆、思ったことか。リズムの無いとこ、で、3管を聴く。のは、やっぱ音色を聴くことで、更にそれぞれの持ち味を堪能も出来る。勿論1stの様なハードとは違うのだけど、管同士が絡み合うようにのたくっているのを聴いて、ボーっと、する。
3rdは.勿論、全員揃い踏み。八木さんの21絃が先鞭。して、ほどなくして、なんかえらくヤバい状態。ガチのフリーキーを鳴らす3管。しかもBrotzmann、坂田さん、近藤さんって、半端無い3者が思いっきりかましているのを、本田が1人で煽り続ける。この本田がマジ凄かった。いやいや、やっぱ本田のビートは凄い。あまりの熱の中、実は八木さんの17絃のベースラインがまた、ヤバい。1人だけ、全く関係ない様なベースライン。このセットが終わるまで、八木さんのスタンスは変わらなくて、個人的にはツボ押されまくった。んー、マジあのベースラインの持ち込みは、1人だけ出自がジャズではないという事をハッキリさせるかのようで、参った。
勿論この後アンコールもあり、ここもかなりの熱だった。しかし今夜、客足もそれなりにあったけど、客席の拍手が本気度高かったな。興奮して拍手って感じで、そういうの、スゲーいい。して、2ndと3rdの間に結局物販を覗いた・・・。で、1枚、購入・・・。なんか、破産どころか今年は年末に夜逃げかも知らん・・・。つーか、Brotzmann、今回はあまりCDの種類を持ってきてないのだろうか?、いや、まあ、それならそれで助かるけど・・・。で、勿論明日も、って言いたいとこだけど、悩んだのだけど明日は別のとこ、に、行く。