Beth Orton

このタイミングでBeth Ortonの新作の事っての、なんか、だけど、でも、でもある気がする。Bethって、多分、あの時期の音楽の色々をあのタイミングでちゃんと感じていた人達にとってだけの歌姫かもしらん。あの頃の、ロックが斜陽でヒップホップとクラブ音楽が先端で、かと思えば日本ではJ-Popで音楽が完結した気になっているような、なんか二面がモロだった90年代半ば、Bethの音楽は、なんとなく。だけど、ちゃんと、存在感があって、まあ、そんな感じで聴き続けてきたのだけど、『Trailer Park』時の頃の様な聴き方を維持したかと訊かれたとしたら、そうなじゃかったと、本当を言う。リリースされて間もない『Sugaring Season』も、レコファンで見つけて即買いしたわけじゃなく、まあ今はいいかって思って、保留。けど火曜にレコファンに寄って、探したけれど見つからず、して、amazonを使って、今日、ポストに入っていた。それを今再生しているのだけど、出自はアイルランドだったっけ?って思う様なフォーキーも、ある。まあ、『Trailer Park』がなんだったのかを説明不要な層以外には何でこの人がある時期のアイコンなのかは理解できないと思うのだけど、音楽がちゃんと年齢を重ねている感じが『Sugaring Season』にあって、一緒に歳を取れるという事、とか、感じる。これを今のタイミングで聴けるというのはまぐれでしかないのだけど、まぐれ、ってのが、物凄い事。要するにここで、改めてR.I.P. Terry Callierと、したい。