Giulietta Machine スペシャルライブ「Machina Nostalgia」

今夜は、ホントに、仕事を千切ってのライブ観賞・・・。いい大人がこんな態度でいいんか?、って、自分でも思ったのだけど、1本目の電話で明らかに予定より遅れ、更に同じ人がまさに席を立つ直前にTEL。しかしこれ、どう考えても今夜じゃなきゃまずい話じゃない。ので、翌朝対応するから帰らせてくれ、と。
して、クラシックスに到着。Giulietta Machineのライブは数年前、大友良英の冠なのにGiulietta Machineという、意味不気味のをピットインで見て、即気に入って、当時リリースされていたCDを3枚とも手に入れて、今年でた『Machina Nostalgia』も当然手にしていて、ってタイミングで住処から徒歩圏内のクラシックスでライブとなれば、これはもう、仕事投げても仕方が無い。はず。で、辿り着いて、「・・・」と。クラシックスにこんなに人が入っているのは初めて見たかも知らん・・・。座れるところは無く、立見。
そんな状態で、演奏が始まる。GMには、なんともなんでもないような曲ってのがあって、まあそういうのも好きなのだけど、のっけ2曲がそんなそんな感じの曲で、今日、この調子の演奏を聴き続けるのだろうか?って、若干悲観気味。が、なんせライブを見て気に入ったバンドなので、次にアグレッシヴなギターの音が入った曲が来て、落ち着く。あー、やっぱ、このバンドは何気に多用。その後、正しくそれ。小洒落た感覚があるのだけど、ちょっと違う。いい感じのグルーヴとか、プログレ気味な展開とか、ある。本来は江藤直子を中心とした4人組のバンドなのだけど、今夜はゲストに、ボントロの青木タイセイ、ヴォーカルの高遠彩子、チェロの笠原あやのが加わる。タイセイなんざ最初から演奏に加わっていて、ゲストっていうより、バンドの面子みたいな感じでもある。
2ndセットで椅子が継ぎ足されたのだけど、タイミングが合わず、椅子に座れない・・・。が、いい。今夜のオレは視界が欲しかった。なんせステージ右側がむさくるしくも男ばかりなのに、左側は美形の女性陣。そら、下手に座って右側しか視界に入らなかったらもったいない。笠原の弾く、クラシックに相性のいいチェロとか、たまらん。江藤が笠原がチューニングしているのを聴いて、「チェロはチューニングの音が良い」ってな事を言ってて、同感だった。ががが、今夜の最大は、高遠彩子。まあ、全く知らない人なのだけど、彼女が途中で加わった時、まあぶっちゃけ、その可愛らしいルックスにまずは目を奪われる。が、予想と違って、GMに似合ったクールでぶれない歌い口。ちゃんと似合う人をセレクトしている。当たり前か。まあそれだけなら今夜の最大とかまでは言わん。高遠の凄さは強烈なハイトーン。参った。今夜のどの楽器よりもアグレッシヴだった・・・。あのルックスで、あの強烈なハイトーンかまされると、参るのが当たり前。今夜どころか、今年最大のインパクトだった気がする。惚れたのは言うまでもない。