Sound Live Tokyo 初日 - 菊地雅章ピアノソロ

月曜から今日までの間にも、興味深いのはあったのだけど、何か今回はここに絞った。間を無しにして、スッキリして、10年ぐらい前に1度だけ見たプーさんのライブに備えた。しかも、ピアノ独奏。しかも東京文化会館小ホールという、カヒミのライブで1度だけ行ったことのあるコンサートホールだけど、ここのホールの内装は気に入っていた。久々に足運んで、記憶は間違ってなかった。
2セットを別売りでも見る事の出来るライブだったのだけど、通しなら¥3,000って事で、プーさんのピアノ独奏を、¥3,000って、ぶっちゃけ、それが1万円の価格設定だったとしても多分オレは行っていたと思う。それが¥3,000。この価格設定はよくやってくれた!って、感じ。
せっかくなので、1stと2ndで、席を替えた。1stは左側、2ndは人気の無い右側寄りの中央気味。いずれも後方で。独奏なので、ガッツリ見るというよりも、周りにあまり人が居ない状態が好ましかった。他人の音も気になるけど、自分が余計な音を発生させて迷惑になるのもいやだった。
結果、1stでくしゃみが出そうになるピンチはありつつも、多分なんとか乗り切った。 結果、そんなことぐらいしか覚えていない。音楽の事も、あまり覚えていない。ただ、美しい音にボーっとなった。ジャズというジャンルだけど、さっき聴いたプーさんの音は、ジャジーじゃなかった。場所の事もあるのだろうけど、クラシックの様な響き。けど、間違いなくクラシックではない。でもジャジーでもない。ジャズなのか?って、まあ、1stは多少そういう事考えてみたりしつつ、でもただただ、あの音色にやられた。2ndになって、これは単に、プーさんの音楽なんだなって思って、もうそこからはなんでもどうでもいい気になった。多分この人は、ただ、自分の思う音を出しているだけで、まあ相変わらずジャズってところに置かれているのだけど、もうそんなこともどうでもよくて、ピアノを弾いている。で、あの声も出る。こちらとしてはそこの音にヘラヘラしつつ、時々眠くなったりもしつつ、でも、貪って、終わった。1stが終わっときも2ndが終わっての時も、どうもイマイチ、席を立つ気にならん。なんかただ、ボーっとしたかった。