CRAZY FRIENDS' COMING TO TOWN

しかしまあああ、斉藤和義のライブを見るって行動をとるとは、311以前なら全く考えなかった。そもそもTVから聴こえるヒット曲をなんとなく知っているぐらいでしかなかったし。「ずっとウソだった」で、311後に最初にロックかましてくれて、やっぱロックってのはスタンスだなと、思った。
それでCDを買ったりしたのだけど、まあ、ライブってのは考えてなかったのだけど、Mannish Boysというバンドが中村達也とのバンドって事で、いやいやいやいや、色々繋がってるもんだな。と。で、昨夜はスタジオコーストに足向け。前座があるのを知ってたので、MBの演奏は21:00からと踏んで、ちょい前にたどり着く。とりあえず敷地内に入ったすぐにある灰皿で1本吹かす。その間、メインを見ずに帰る人がわずかながらいて、ちょっと可哀そうな気になった。
21:00ちょうどぐらいか、中に入る。が、あのデカいドリンクのとこにあまり人がいない・・・。気づく。もう始まってる・・・。慌ててフロアの中。ドア開けて入るとパンパン・・・。隙間縫ってもいいのだけど、どうも背の低い人達が多く、ちょっと気が引けてドアのところからギリギリ。が、斉藤和義は目に入る。達也は全く無理。1か2曲終わったとこって感じ。ちょいノリ遅れたわけだけど、まあ、いい。斉藤はアコギのようで、他には達也のドラムのビートしかないのだから、まあ、隙間は多いのでこのハコのサイズにはちょっとグルーヴィーと、は、言い難いかなあって雰囲気。けど、このサイズであえてこれって、やってる。のだな、と。とか思っているうちに、観客の出入りによって、気が付くと達也も視界に入る位置になった。金髪の2人。斉藤の方はTVでその金髪を見たけど、まあ、似合わない・・・。達也はやっぱり似合う・・・。アルバムには入っていない、「バカにすんなよ!」とか、コミカルだけど、原発利権のクズどもを茶化しながらで、ニヤつく。そしてベースとキーボードを扱う堀江博久がサポートで加わり、斉藤のギターもエレキになり、まあもうこの時点で既に音の隙間は気になってなかったのだけど、やっぱ、一気に音圧が上がる。「Oh Amy」がAmy Winehouseに捧げた曲だって、この場で知る。しかもそれがレゲなのは、なるほど、The Specialsがカンケーしてるのか、なんて事も知ったのだけど、大好きなレゲな曲なので、ただヘラヘラする・・・。まあ残念ながら、全ての曲の歌詞を頭の中に叩き込めてなかったけど、まあ、臆することなく、適当な歌詞を口ずさむ。というか、音にまぎれて大きく口ずさむ。そんなこんな、で、本編が終わり、アンコールでは斉藤がドラムセット、達也がギターという逆で1曲かまして、更に前座の2人とウエノコウジが突然加わり、ちょいワルのり気味ながら、楽しく、でもしっかりとロックだったライブが終了。
Mannish Boysの演奏はアンコールも含めて1時間半ぐらいだったのだけど、結局汗に塗れて帰った。まあ、なるべく色んなやり方のライブを見たいと思っているのだけど、MBのは、やっぱちょっと、これまでに見ていない種類のライブだった。このサイズでの一体感みたいなのを目の当たりにすると、こういうところにも、たまには、気付いて置けるようにしたい。です。