インドの宇宙、劫魔の宇宙、ふたつの宇宙

21世紀なんたら枠じゃないけれど、最低でも年一は、ワールド・ミュージックの、ヤツを聴きたいって思ってる。が、その手ののスケジュールがなかなかつかめなくて、マジでせいぜい年一ぐらいになってしまう。で、今夜っていうか、今夕、スーパーデラックスでシタールのPurbayan ChatterjeeとタブラのAnubrata Chatterjeeというのを見っけ。ニヤニヤした。
まずは勝井祐二益子樹千住宗臣、ユザーンという組合せで、KOMAというユニット。エスニック寄りの音だけど、やっぱ、勝井の持ち味のアゲアゲがある。久々にSDLXがパンパンな状態を見たのだけど、こうなった要因はこのKOMAだと思うのだけど、まあ、そうさせるの、当然かましてる。個人的にはどちらかといえばライブで見る機会が久々な樹のこまごまと色を付けているのが印象的。若干のトラブルで勝井のアンプが飛んでしまったりしたのだけど、そこ、アコなヴァイオリンで凌いでみせる。このKOMAワンマンでも十分SDLXサイズをパンパン出来るなあ。
してChatterjee & Chatterjee。ガッツリインドってのも数年ぶり。この2人についてはよく知らんけれど、それぞれの楽器のテクも勿論知らんけれど、あーでもこれはモノ凄くテクニカルだなあって、思った。テクニカル且つ、エスニックのまんまのヤツ、気持ちがいい。曲としての体裁はあるのだろうけど、やり口はインプロだと思う。数小節をお互いにまわしてくってのがやり方だと思うのだけど、シタールとタブラだけで、グルーヴを伴いつつ、こんなに聴かせてくれるか・・・、と、思った。ワールド・ミュージック枠は、ライブハウスじゃなくてホールみたいなところで聴く機会が多いのだけど、SDLXの様な場でこの音って、実は嵌ってる。