勝井祐二 2days - 楽日

初日のみのつもりだったのだけど、ピットインで勝井2daysは初という事と、この2daysは『フェスティバルFUKUSHIMA!』の同時多発ライブの一環とのことだったので、そういうところへの参加という意味も含めて、2日目も見ておこう、と。
楽日はドラムの沼澤尚と、パーカッションの辻コースケで、トリオ。2セットとも揃い踏みで演奏。この3人では九州奄美でツアーをしたらしく、即興セッションだと思うのだけど、ちゃんと同一の方向。
この日がピットイン2回目と言ってた沼澤、そのピットインでの最初の演奏も聴いているのだけど、その時、それが初の沼澤の演奏を聴く機会だと思っていたのだけど、実は結構前にSDLXで勝井との演奏を聴いていることを過去ログで知った・・・。まあそれはいいのだけど、前と同じく沼澤の音は基本的にスクエアな印象。そういう音を、こういうところで聴く機会が実は結構少ない。で、あー、こういう音にはこういう音の面白さあるなあ、と、今頃気付く。今頃でも気付いてよかった。どちらかというとビートの編み上げの面白さじゃなくて、一つ一つの音のしっかりしているのの強い感じにインパクトがあって、ハイハットへのアプローチの多彩にニヤつく。そして何より、バスドラが時々4つ打ちみたいにしてて、これが気持ちよかった。そのせいで帰路は久々にDerrick Mayを聴きながら・・・。
辻はONNに参加しているので聴く機会は多いのだけど、でもONNは多人数なので終始辻の音を気にするって事もない。が、時々フィーチャーされるときの辻の音は、多分ONNの中でも一番印象的。2セットともあまり休みもなく、叩き続けていて、「この人は乳酸は出ないのか?」って、思った。んー、辻は、相当、だと思う。こういう風に辻の音をずっと聴くことのできるライブに、また、行って見たい気分。
この日は両セットとも、陽性のグルーヴ。それで、あー、そうか、と。勝井の持ってるの、の、ベースは陽性のグルーヴだな、と。そこに当てはまった沼澤のビートと辻のパーカッションが絡んで作るグルーヴは予想以上に気持ち良かった。Rovo好きなら、昨夜のはたまらんかったはず。オレは、まあ、、、やっぱ、Rovo好きだな。なので、たまらんかった。あーでも、一つ、残念だったのがあって、昨夜はちゃんと座って聴ける状態だったので、あの音を座ったまま、だった。こんな音こそ立見。したい・・・。
初日に比べて、昨夜は勝井のMCも多く、楽屋ネタもあれば真面目ネタもあった。福島のこと、「行かないとわからないことがある」って言ってたの、印象的。辺野古とか高江とか、そしてなにより普天間、行かないとわからだろうな、何が問題の根本なのか、は。