いよいよ決勝

まあいろんな事が起きていますが、とりあえず今はEURO 2012の決勝の事が最重要。ドイツ代表がイタリア代表に負けてしまったのは誤算だけど、今大会は大波乱はなかったけど中波乱がたびたび起きて、その結果、スペイン代表 対 イタリア代表という事になった。で、面白いのがスペインに対するアンチが増えている事。あー、面白いというか、これやっぱ必然だよな。オレも、もし、今のスタイルじゃない形でスペイン代表が強い状態なら、あえて否定的なところを探すのだけど、でも、バルサを土台にした今のスペイン代表のスタイルってのは、多分サッカーというものに魅せられた人なら、否定できないんだよなあ。サッカー関係者って人達の色々を見ても、バルサやスペイン代表のサッカーを否定している人は殆ど居ない。なんでか?っていうと、否定できないスタイルなんだよ、あのポゼッション・サッカーは。「ボールは汗をかかない」を地で行っているのが今のスペイン。オレはドリブルが好きだけど、効率と言う意味で、パスが通ることの方がはるかに効率的。今のスペインのパス回しの面白さは、得点の為の仕掛けのところだけじゃなくて、後ろで、相手のFWがボール奪取に来た時に三角でそれを黙らせるヤツ。よく見ていればわかるのだけど、相手のFWが意気込んでつめてきた時、「え、あ、・・・」と、してしまう。更にギリギリのところをギリギリのスピードで通るパスとか、見ているとヘラヘラしてしまう。が、イタリアも献身的に動いて、チームとしての機能が出来上がってきた。準決勝のバロテッリは大当たりだった。2点目の豪快もよかったけど、先制点のヘッドがその素質をより提示していたと思う。カッサーノも、ちょっと前にもうサッカー出来ないんじゃないか?って状態だったのに、いざって時の存在感。
まあでもやっぱオレは、スペインの優勝を予想。というか、ここまできたらスペインが優勝しないとなんか変な感じがする。スペインがこけるなら、準決勝辺りが似合う。今のスペイン代表が、決勝で負けるイメージは浮かばない。