The Wedding Present

昨年、『BIZARRO: LIVE IN TOKYO 2010』というCDがリリースされて、「は?」と、思った。2010にTWPが来ていた事に気付かなかった・・・。しかも『Bizarro』をあえてやると言う後ろ向きな姿勢ではあるけれど、ぶっちゃけ、TWPはどのアルバムだろうが、あまり関係なくカッコいい。けど、TWPを知るキッカケとなった『Bizarro』はちょっと特別で、ショックは大きかった。ので、悔しいので、『BIZARRO: LIVE IN TOKYO 2010』は買ってない。したらTWPの来日の報。新作『Valentina』も相変わらすカッコよく、ニヤニヤして楽しみにしてたのだけど、今回の来日は今夜と明日という2daysで、よりによってこの2日間はSDLXでも面白そうなライブがあって、考えて、悩んで、初日の今夜を選択。してその今夜はなんと『Seamonsters』をやるライブ。明日は『Valentina』中心らしい。ぶっちゃけ、見るライブはどっちでもよかったけど、SDLXの明日のSOFAのはちょっと外せないので、泣く泣くONNを諦めて、今夜は新代田Feverに足向け。いつか行く事になると思っていたけど、今回がFeverには初の足向け。
新代田出ると、あっけないほどにFeverの場所はわかる。20:00開演予定にあわせての到着で、まあ、前座があるのは知ってたけれど、今回はそれも見てしまえ、と。その前座はザリガニ$とTOQUIWAという2つのガールズなバンド。で、なんか2つのバンドとも背丈が結構・・・。数年前のSDLXでのTWPの前座が少年ナイフで、そのメンバーもかなり小さい女の子達だったなあ・・・とか、思い出す。前座の2つのバンドは気持ちの入った、でも楽しそうにロックするタイプで、露払い的ではあったけれど、気持ちよく時間をすごす。
して、TWP。はじまると、『Seamonsters』の曲かどうか、どうでもよかった。ただただ、このバンドの音はカッコいい。ロックって、こういう事だけじゃないけれど、シューゲイザーなんかのダラダラをタイトにしてしまうTWPの音はめちゃくちゃカッコいい。あと少しだけ寄るとポップ(ス)になりそうなギリギリのロックなキャッチーを持った楽曲。バシバシと跳ねるビートにガンガンな気分になるけれど、実はベースがユラユラさせる。少しのフィードバックはあったけれど、ノイズに逃げない2つのギターの響きが、やっぱ恍惚。あー、やっぱ、残念ながら、なんやかんややっぱオレこっちなんだな、と、思う。丁度一週間前に見たライブの音圧はここで完全に消え去った。消しにかかったんじゃなくて、消えてしまった。バイバイ、バーイバイ、バイバイ。さーよーおーなーらー。ってなもん。つーか、まあ、流石に一週間も経つと、こんなもんかも知らん。