帰路、レコファンのレコース

今週は今夜が帰路レコ。というか、ホントは昨日も寄ったのだけど、いくつか、どうしようかと悩み、が、イマイチ決定打に欠ける気がして保留にしてみた。のだけど、やっぱ聴きたいな、と、思ったので2日連続で足向け。
購入したのはGrindermanの『Grinderman 2 RMX』、Mark Stewartの『The Politics of Envy』、New Age Steppersの『Love Forever』、Morrisseyの『Viva Hate』。
Grindermanは結構お気に入りなのだけど、リミックス集という事でちょっとだけ弱めに思ってしまったのだけど、でもやっぱ欲しいな、と。Mark Stewartの特に追ってたりしてないのだけど、豪華なゲスト陣がいい感じな面子なので、これはやっぱ聴いておきたい、と、なった。そしたら、結構長めに保留状態にしていたNew Age Steppersもこのタイミングで聴かないとイケナイ気になった。して、Morrisseyの1stの2012リマスターは、昨年The Smithsの『Complete』を買ってしまっていたので、後ろ向きな気分を引きずっての購入。高校なガキの頃に『Viva Hate』購入した時、オマケでアルバムに入っていない曲の7インチシングルがついていて、それ、結構好きだった。

水曜はピットインで今年24本目のライブ観賞。した。日野皓正のh FACTOR。このユニットの『Aftershock』も結構お気に入りだったし、何て言ってもピットインでDJ Hondaが見れるとなれば、ニヤニヤが増す。
開演予定の20:00になる前にステージに面子が上がってきた。10分ぐらいは遅れるの当たり前って態度のライブになれていると、このやり方は新鮮ですらある。
ドラムレスな編成なので、Hondaはビート担当。もちろんヒップホップなビート。露骨にそういう音をピットインで聴けるというのはちょっと面白かった。しかもヒップホップのあの音が結構ピットインに嵌る。ベースはヒノテルのご子息の日野JINO賢二で、多様なアプローチしながらも、ゴリゴリ系とは違ったジャズベースのテクニカル、といった印象。あーでもこの人、結構多芸だったな。アンコールではラップしてたし。まあそのライムはアレだけど・・・。ピアノの石井彰は前回ヒノテルのライブを見た時にも弾いていて、ごっつジャズなピアノ。1stで石井の書いた曲をヒノテルとデュオ状態でごっつジャズな演奏していたのだけど、あれ、良かった。ああいう風にごっつジャズが挟まると、凄く効果的。ギターの小沼ようすけは名前は知っていたけれど聴いた事は全くなかった。で、予想より若い奏者で、それに軽く驚いたりしたのだけど、肝心のギターは終始指弾きで、シングルノート多用という、なかなか好きなタイプだった。決め付ける気は無いけれど、ジャズのギターという言い方をするからには、エフェクトに頼らない状態で納得させられる演奏を求めてしまう。ので、小沼のギター、強く印象に残った。そしてやっぱヒノテルのラッパが良かった。バリバリと吹ききる。この人も全く枯れない。ジャズの色気もある。結構何度もカウベルを叩いたりもする。しかもh FACTORの音楽のベースは勝手知ったるジャズじゃなくてヒップホップ。そういうアプローチも余裕でこなしている。マジでカッコよかったな。
あ、そういえばh FACTORにはアコベで須川崇志が居る筈なのに、って思ったのだけど、水曜のライブには出てこなくて「んー?」と思ったら、ピットインのスケジュールに「※都合により、須川崇志(B)は出演出来ません。」と、ある。都合って一体・・・。