帰路、レコファンのコース

こんなことしてるぐらいなので、腰の調子はよくなってきている。まあ、普通に歩くのは、大体大丈夫。けどまあ、何も考えずに歩くというのは厳しいのだけど、時々「イタっ!」とはなるのだけど、でも歩くスピードも、普通の人と同じぐらいは出る。ってことでレコファン。まずの収穫は、Lenineの新作『Chao』。Lenineは、時々タイミングが合えば購入って感じなのだけど、それが今夜だった。そのLenineと同じところにディスプレイされていたJose Antonio Mendezの『フィーリンの真実』も手にする。そしてジャズのとこで、阿部薫の『彗星パルティータ』を発見。リマスタリングしたらしい。まあこの作品にそれをする意味はあまり無いと思うのだけど、このタイミングでこれがあると、もう、仕方ない。買うだろ。これは・・・。
腰の調子が戻ってきた実感は、昨日、思っていて、そうなると、ライブ見に行こうかなって、思う。多分そうする事で元々を取り戻した気分になれる、という考えもあるのだと思う。で、ピットインも面白そうだったけど、気分的に、クラシックスを選択。Yolcu-Yoldaşのライブ。YYはヴァイオリンの太田惠資がバンマスしているバンド。ギターの今堀恒雄と、ドラムセットなパーカッションの岡部洋一で、トリオ。
このトリオの持ち味は、太田が主導権を持つことで出てくる、中近東とかアフリカとか、そういう感覚。それを骨格にしたセッションって感じなのだけど、なのでここで今堀のギターはそういう感じも持ち込んでいて、なのでその時はなんとなくBrad Shepikとか思い出すのだけど、もちろんそれだけじゃなくて、2ndの序盤のカッティングとか、あー、これは、やばいなあとか思わせてくれたり、アグレッシヴにぐいぐいしたり、ホントこの人のギターは、いつ聴いても、凄い。岡部は時々消えたりしつつ、まあ、やはり色々としてくれる。叩くというアプローチが、いわゆるドラマーとは違うんだよなあ。こういう個性って、聴いていて楽しくて、が、時々強烈にパーカッシヴする。あー、このトリオに岡部っての、なんか、納得。して、バンマスの太田は、さっき書いたあの持ち味を存分にする。1人よがらずに、それでも、トリオという編成なので、自分がどこを聴くか決めれば、好きな音を選べるわけで、けどこの3人だと絞るのが勿体無いので無意識に全部拾ったり、時々意図的に絞り込んだりしたのだけど、太田のやりたい音楽ってこれが全てではないだろうけど、こういう事って事ではあるはずで、それが結果的にモノ凄く個性的なものになってしまっていて、あー、このバンド、オレはモノ凄く好きかも知らん。どこかに当てはめるってツマランことかも知らんけど、YYを聴いていると、砂漠のブルースって言葉を久々に思い出した。
あ、サッカー五輪予選の後半が始まったか・・・。