オルーク・アンバーチ

書いておこうと思ってて、昨夜は忘れたのだけど、今夜のライブ観賞が今年5本目。数を意識すれば、少しはセーヴするだろうという狙い。けど、今夜、今年初の連荘か。スーパーデラックス。
1stは秋山徹次とCrys Coleのデュオ。秋山は当然ギター。アコギ。Coleは写真を見ただけでは男だと思ってたのだけど、女性でした。しかも結構美形。あれ?、この人の演奏聴いた事あるような気がする・・・。扱うのは、卓モノで、ノイズ。音数の少ない展開。で、やはり、秋山のギターが、色々するのだけど、やっぱその音色が、たまらない。あのドローンとか、結構とんでもないタイミングで入ってきて、んー、この人のセンスは特別だと思った。その秋山の音色と、SDLXの空調が絡んでいるように聴けて、そのせいで、Coleの印象はあまり残ってない・・・。けど、もしかしたら、上手く消えていたのかもしれない。
2ndが来日中のOren AmbarchiとJim O'Rourkeのデュオ。序盤はアンチクライマックス気味に、進む。Ambarchiが寝かし気味に扱うエレキと、卓モノ。O'Rourkeはラップトップとピアノ。ヘヴィーな展開ではあるけれど、1stの様な緊張感には欠ける。けど、展開が始まって、色々が出てくる。まあ、O'Rourkeは途中までFenn O'Berg見たいな感じで、実際Fenn O'Bergで使っていた音も出てきていて、それでFenn O'Berg のあの音はO'Rourkeだったんだなって気付いたのだけど、Reichの『Different Trains』の様な、機関車が進むような音の事を言っているのだけど、それを含めて、今夜のライブはミニマルだと思った。昨夜のPalestineのミニマルとはもちろん違う。でも、それは音の違いであって、やろうとしていることは違わないんじゃないだろうか? で、終盤、Ambarchiはドラムセットで演奏。フリーテンポではなくスクエアな叩きだったけど、そういう言い方から浮かぶようなビートじゃなくて、何故か躍動感があって、そこにO'Rourkeのピアノがフレーズを繰り返して、序盤からは想像しなかった熱っぽい展開に行き着く。終わって、帰りながら、今夜の2ndは、抽象的な意味とは違って、本来の意味で多彩なのを、見せ付けられたと思った。んー、O'Rourkeは、ギターよりピアノの方が良いかも知れん・・・。
勿論物販を利用。新作だというAmbarchiのソロにも引かれたけど、昨年の灰野・オルーク・アンバーチのCDを購入。Ambarchiのソロは今度(?)。