Charlemagne Palestine

名前に覚えの無い、ミニマルな人の来日と知って、とりあえず検索。したら、『From the Kitchen Archives: New Music New York 1979』に1曲収録されている、と、知る。持ってる。が、もう、CDを探すのは面倒なので、とりあえずYouTubeをチェックし、あーでもこの機会に、って、CDを買うことにした。が、どれを買っていいのかよくわからんので、ジャケがいいなあって思った『Strumming Music』と、近作も欲しいなって思って『Sweet Quasimodo Between Black Vampire Butterflies』、更についでにチープなジャケットが悲しい『Schlingen-Blangen』まで試す。ほぼ知らん状態なクセに、まあPhilip GlassとかSteve Reichと同じコンピに入っている人だから大丈夫という、勝手な決め付けで一気に3枚買って聴いて、ライブのチケットを購入した。で、渋谷WWW。まあ、CDを聴いている分にはドローンなのもあったけど、事前にピアノソロと書いてあったので、そういうライブなんだなあ、と。けど、GlassとかReichの鍵盤よりPalestineの方がクラシックな音色のピアノという印象なのに、WWWってミスマッチとしか思えないのだけど、まあ別にいい。
今夜は基本座って聴け、って事で、座布団とか低い椅子とかが適当に配置されていて、Palestineもステージではなく、ステージ前の客席側にピアノと小物を置いたセッティング。なので本来のステージは客席として扱われている。時々、ピットインでもこういうの、ある。
ライブはトータル1時間程で、初めにワイングラスのふちを擦っての演奏。数人の客(?)にも参加を要求して、ワイングラスのふちが擦られる音を鑑賞。この後はピアノソロで、何度か切れ目はありつつ、一応演奏は続いて、1曲扱い、ってな感じ。もちろんそれ、ミニマル。ピアノソロでミニマルをライブで聴く機会だった。短いのはRiley terryの時に聴いているけど、それなりの長さをライブで、しかも、急遽知った人のを聴くのは若干不安あったけど、トータルの短さもあって、ずっと耳は向いていた。ミニマルとはいえ起伏があって、もう既に個人的にはポップにすら感じているGlassやReichよりもやっぱクラシックなタッチの音が新鮮に聴こえた。時々ドローンな低音が見え隠れしたのだけど、あれはピアノ以外も使っているのか?って思ったけど、オレの位置からではわからんし、まあ、どうでもいいか、って、考えにおさまった。