山本精一&Phew

13日の金曜に、今年2本目のライブ観賞。山本精一Phewのダブルネーム。で、渋谷WWWは、かなりの混み具合で、こうなるとあのハコ、結構危ない・・・。
このライブを見ると決めてから、久々に『幸福のすみか』を繰り返す。「まさおの夢」が頭から離れなくなってしまい、仕事中にもかかわらず社内で歌詞を送りつけてみたりしていたら、反応が真っ二つで、なかなか意義深かった。『幸福のすみか』リリース時は、「NovoTonoと比べるとマトモなんだよなあ」とか思ってたのだけど、今聴くと、こっちの方が危険だった。
ライブは2部構成になってて、1stがPhewと山本のデュオ。『ファイヴ・フィンガー・ディスカウント』のレコ発時のアンコールを思い出す。あの混み具合の中でこのデュオを聴くのは正直ちょっと厳しいのだけど、山本のギターだけでPhewが歌うってのに、Phewのあの歌唱が際立つ。独特だけど、でも実はPhewの歌声って、日本の色んな女性歌手と共通があるよなあ。って、思う。
2ndはギターの山本久土、ベースの原田仁、ドラムに茶谷雅之 が加わって、まずは山本がソロで歌唱。ここからは『幸福のすみか』に収録されている楽曲の再現だった思うのだけど、なので当然「まさおの夢」が出てきて、ヘラヘラしてしまう。そしてPhewが加わるのだけど、やっぱ、こういう場所でのライブはバンドの音でサイケでフォーキーでプログレッシヴでパンクなグルーヴを持ち込んでくれたほうが聴きやすい。あまりスペースは無いけど、ユラユラしながらニヤニヤしていると、本編終了。んー、ちょっと短いなあって思ったけどアンコールが結構熱っぽく盛り上がって、満足。
『幸福のすみか』を再生している時も思ったしライブを見ているときも思ったのだけど、実は結構VUっていうか、Lou Reedっぽい。そのせいで「O Caroline」とか、「VUの曲だっけ?、Lou Reedだっけ?」って、思ってしまった・・・。