HEADZ presents 「versions vol.2」

忘れないうちにログ化しておかないと、忘れるのは目に見えてる。先週の金曜が今年最初のライブ鑑賞。o-nestで3バンド。最初が、若いバンドで、skillkillsという連中。たまにしか若いバンドの演奏を聴く機会がないのだけど、不思議とどれもマスロック的な感触。skillkillsはそこに他のロックの感触も混ぜ合わせている、って感じで、見せ方も含めてチョイ派手。マスロック的なのはお気に入りだし、見ごたえもあって、2012のノッケから良い感触。最後にヴォーカルがアクロバティックな動きになったのも面白かった。
2ndにsim。昨年末リリースされた『sec:ond sim』も何度か再生しているし、以前作も結構聴いている。けどライブは『Monte Alto Estate』のレコ発しか見てなかったので、『sec:ond sim』のリリース時にレコ発ないんだろうか?って思ったのだけど、それらしきものが無い。って思ってたら、秋葉原のハコでやると知って、でもちょっとそこまで行くのはためらいもあり、ってなタイミングでのライブで、なかなかついている気分。1stのバンドもアグレッシヴなのだけど、simはそれを更に鋭角にしてしまった音楽。ビートが強いので一見、踊れそうで踊りにくそうで、という客席が面白い。しかしまあ、あんな曲がりまくった音楽が、記譜で構成されているっての、面白い。そら、テクニカルな奏者なら譜面通りは出来るのだろうけど、ああいう音楽に仕上がるという前提が体に染みてないとこなせなさそうな、気がする。
トリはECD + 空間現代。このライブを見ると決めた1番の理由がこれ。いい加減にECDのライブを見てないと、なんかあった時に後悔すると思っていたのだけどなかなか色々難しい条件の中で、やっと、ぴったりな条件だった。このセット、時間は短かったのだけど、生ECDの姿とラップが想像よりも全然カッコよくて、スゲー、嬉しかった。ECDは凄い重要なんだけど、何故か知名度がその重要に対して低く、マジよーわからんなあって感じなのだけど、それでもくさることなく、いや、時々くさってたみたいだけど、それでも続けてきたECDのラップは、B系のところから違う場所の方が似合う。それをロック編成でバックする空間現代は、ギターとベースが客席に対して後ろ向きで、「お前らはVUか!」って、ちょっと笑ってしまったのだけど、直向な姿勢のやり方があれなんだろうと、思う。
やっぱスタンディングでゆらゆらしながら見るライブって楽だなあ、って、思った。セット間はDJ nobuki nishiyamaという人がDJしてて、そのダンスなエレクトロニカもビール片手にゆらゆら聴いて、あー、なんか、2012始まったなあって気分になった。