My Favorite CD (2011 Best10+?)

2011年も勝手に考えて勝手に公表。追記で補足。
順位無し 大体、リリース順 (Z並び)






2011年は、というか、も、かなりCDを買ったと思う。数える気は無い。そんなことしたら、頭抱えて反省しなくてはイケナイ。いや、反省はする必要あるけど、とりあえず、買ってしまったものを今更どうのこうのしてもな。で、昨年までは月ごとのセレクトで12枚を決めていたのだけど、震災後にPC環境をデスクトップからラップトップに移行したため、MP3にする事でいつそれを買ったかがわかるようにしていたのだけど、それがわからんくなったので、それが出来ない。で、じゃあ、とにかく今年聴いたもので、何度も聴いた覚えのあるものを並べた。
まずBruce CockburnSmall Source of Comfort』か。これが3月のリリースなので、1月2月のリリースものは外れたことになる。それは、やっぱ、311カンケーしている。まあそれはいい。Cockburnのシンプルと、スタイリッシュなのに力強さのあるヴォーカル。この2つで惹きつけられる理由は十分。
安かったので試しに買ってみたFoo FightersWasting Light』に今更嵌ることになろうとは・・・。録音も含めてガレージスタイルなわけだけど、まあ、パンキッシュってことなのだけど、要するに疾走感。勿論キャッチー。たまらん。
cycloの『id』は、ちょっと、外すべきか?って思った。というのも、CDじゃなくてCD-ROM部に惹かれたので、ちょっと違うかなあって思わんでもない。けど、DVDじゃなくてQuickTimeであえてというやり方がなんか良い。ノイズとダンスビートとも言える様な音の組合せに映像も加わって、どもこれもどれもシンプルなやり方。圧力あるけど、押し付けじゃない感じがする。
Joe Morris / Agusti Fernandez『Ambrosia』は、今まで耳にしてきた即興の録音の中でも、最もひきつけられたもの。の、1つ。こんなに美しい即興は、類まれ。これのせいで2011はフリージャズも含めて、かなり辛口な聴き方になったかも知らん。
中川敬のソロ名義『街道筋の着地しないブルース』は、歌うってやっぱり強いな、って、思う。海外から見ればオルタナでしかない日本語の優位性ってある。けど、SFUの音楽は日本でオルタナっていう、皮肉。
小洒落たイメージから離れつつある頃に、縁遠くなってしまったOriginal Loveだけど、久々に『白熱』を買ってみたら、抜けてた。おう、と、思った。80年代〜90年代半ばまでののニオイがプンプンするのだけど、そこにいたものとしては繰り返すのを止められなかった。そしてやっと、初OLのライブ観賞だった、あ、あれは。あくまでも田島の個人名義か? まあ、どっちでもいい。
秋山徹次と河合拓始による『Transition』は、秋山のギターと河合のピアノによる即興。間を使った、ヤツ。音色と間。河合という人は今回初めて知ったのだけど、音響派という括りにされている秋山との演奏に違和感無し。『Ambrosia』の後に聴いた即興〜フリージャズの中で、唯一、繰り返してしまった作品。
Nick Loweの『Old Magic』は、まあ、シンプルなロックンロール、です。50年代の音を狙っていると思うのだけど、そういうの小賢しいと思う事もあるけど、本気であの時代の音が好きでそれをやりたくてやったって感じがして、それはなんか、逆に愛着が沸く話。
久々なPrimusの『Green Naugahyde』は、激ウマ、重厚感ありながら、相変わらずおちょくっているのか?って感じ。したら、やっぱ、再生回数多くなる。
Matthew Sweetの『Modern Art』は、amazonのカスタマー・レビューにうんざりする。この人ら、ホントにファンなのだろうか? あー、まー、オレよりもあの人達のほうがファンかも知らんけど、オレはMatthewのどの作品よりも、このアルバムが1番気に入っている。
月刊Madlibもやっと完結。とは言っても、途中で月刊じゃなくなったけどな。その最後としてリリースされた『Medicine Show No. 12』は、結構久々にヒップホップ面白いって思わせる作品だった。音楽を聴き倒しにかかっているという意味で、Madlibは天才かも。
大城美佐子と堀内加奈子の『歌ぬ縁』は、要するにオレにとってはこれがソウル音楽なんだなあって事。恐らく世界で最も美しい歌声は美佐子ネーネーのそれ。
Adriana Calcanhottoの『O Microbio Do Samba』は、ボサノヴァを含むサンバが、再解体されたような雰囲気。サウダーヂっていうよりも、まあそれと思われるものは勿論あるけど、緊張感もある。これはちょっと、ヤバイ類の作品。
ジャズの類を今回のリストに載せなかったのに、Signalsの『NAKED FOOL』を入れざるを得ないっての、なんか皮肉な感じがする。まあ、そういう音楽を聴くってのとは違う感覚だけど、さ。実は1stと2ndも結構お気に入りで、勝井祐二が抜けて、照井利幸と椎野恭一の2人組になって、結局ギターの名越由貴夫を加えたトリオ体制に戻った状態の今作はそれまでと同じ様に「聴くぞ!」という体制で再生したりすることは無いのだけど、なんとなく聴いていると、一見シンプルなのに実際は結構手の込んだ感じが浮かび上がったりして、結局耳を澄ます。
Chris Cornellの『Songbook』は、言わば、アンプラグドなライブ録音。こうなるとあのヴォーカルが直接的に入り込んできて、1時間以上それなのに、そのまま、聴き続ける。それなのに、終わってすぐ、また再生したりする・・・。
Betty Wrightって歌手は全く知らなかったけど、The Rootsと組んだ『Betty Wright and The Roots』は、これも久々に、R&Bも面白いなって、思わせた。
実は30日にamazonから届いたばかりのThe Necksの『Mindset』。という事は、これは再生回数で頭に残っているのではなくて、1回聴いただけ。けど、Reichの新作にイマイチはまれなかったオレのミニマル偏愛をここで晴らしてくれて、さすが!となっているので、これは、やっぱ、リストしておきたい。
と、結局17枚か・・・。削るの面倒なのでこれでいいや。というか、書きながら途中であれとかこれとか思い出したけど、もうそれは知らん顔するしかない。あれだけ騒いだJane's AddictionとLou Reedを入れてないのは、作品の出来不出来の話じゃなく、まあ、それなりに聴いているのだけど、リリースの報が入ってから以前作を聴きなおしていたので、新作を、このログに書いた作品と同じぐらい再生したか?ってなると、自信が無いのでいいや。と。ぶっちゃけ、昨年1番再生回数の多かったのはAugustus Pabloの『Message Music』で間違いないはずなのだけど、これ、旧作のコンピだから外してしまった。
しかし、やっぱ、CDちょっと買いすぎか。今日の天皇杯のTV観戦中の地震、実はあれでまたCDが落ちた。部屋にいたので、咄嗟に一番危ないところは押さえたけれど、なんかなあ。困ったな。
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