日本代表 対 タジキスタン代表

いやあ、久々に、日本代表の試合で余裕を持った観戦だった。一喜はあっても一憂が無いってのは、ちょっと物足りなくもあるのだけど、さすがに今夜はちょっと、差が出るのは仕方が無い。タジキスタンは2次予選に出る予定の無いところで急遽というチームなわけだし。
ハーフナーが先制してからは、とにかく香川に点を取らせるという事をチームで考えて動いていて、けど2点目を、格下相手だと絶好調になる岡崎が持っていって、んーとかなっているうちにまさかの駒野の得点。こうなると、ちょっと笑ってしまった。けど、その後、やっと、香川の得点。あのシュートは、めちゃくちゃ難しいヤツだった。あんなの、所謂点取り屋のスキルでこなすようなシュートだったのに、この辺がさすが香川というヤツだった。憲剛の、あのコースにパスを流し込んだのもさすがだったけど、あれをきちんと決めるの、鳥肌もん。
後半は、早々にハーフナーが2点目を取って、個人的にお気に入りの林が出てきたけど、得点できずってのが、ちょっと残念。流れに乗れなかった、な。まあでもこれで林とハーフナーと、多分そのうち呼ばれる森本とでCFの競争が活発になれば、相乗効果で全体が活発になると思う。
その前にベトナム代表とのフレンドリーマッチは、ザックがあまりにも実験的すぎて、消化不良感はあったけど、でもあれはあれでああいうものだと思っていたので、まあ、こういう事をやるチャンスがザックは欲しかったんだなあって思いながら見ていた。若いのを何人も使っていたので、その中で今後につながりそうなのを探していたのだと思うのだけど、個人的には細貝が目に付いた。ボランチとは言ってもあの面子では細貝はレジスタなわけで、要するに遠藤のバックアップとして機能するか?という事で試した部分があったと思う。勿論、まだまだ遠藤に取って代わる様な存在感とはいかなかったけれど、それでも、底からロングでサイドに散した時の正確な感じは、おーっと、思った。近いところからのビルドアップはまだ不満があるけど、遠くの方がパスとしては難しいのは当然なわけで、それを持っているのだから、これからブンデスリーガで揉まれる毎に面白い選手になる気がする。とか思っていたので、今夜、長谷部と交代で出てきたあたり、ザックも期待しているんだなあって、思った。遠藤と交代じゃなくて長谷部と交代なのだから、オレの読み違いに見えるかも知らんけど、でもこれ、多分、あえて、だと思う。