日本代表 対 北朝鮮代表

は、敵のGKが当りの日だと、かなり苦しい。という内容だったと思う。点を取られる危険を感じる時間帯は殆ど無かった。けど、後半のロスタイムまでスコアレスの状態が続いて、重苦しいというか、なんで点取れないんだ?って、感じになった。あのロスタイムの猛攻も北朝鮮のGKの神懸りが出たりして、これは・・・という展開。が、ギリギリ、吉田のヘッドで勝ち点3をもぎ取った。はー、手に汗握る展開ってのはまさにこれだな・・・と、安堵した日本人はかなりいたはず。
本田が怪我で出場出来ない事になって、トップ下は、普通に考えれば香川をあてはめるべきだけど、ザックはこの後を考えて、あえて代役を柏木に託した。香川がトップ下になって、結果を残せば、本田復帰後のポジションの設定が難しくなる。まあ、そういうことだと思う。けど結局、柏木のパフォーマンスはイマイチで、代わって清武が入ったことで攻撃にバランスは良くなった。更にハーフナー・マイクという飛道具も投入することで、放り込みという泥臭いやり方も準備出来た。けど点が入らないって、ジリジリした。それでもギリギリの打開は、やっぱ、W杯への道のりは楽じゃないってのを思い出させるけれど、絶対に勝たなくてはいけないところで勝つところに、タフさが身についてきたようにも思った。
って、この試合、ピットインから帰ってきて、その間全く情報を入れないようにして録画してあったのを見た。なので、金曜は結局八木美知依ダブル・トリオを選択。1stの最初に新曲が配されていて、これがプログレな展開。しつこく書いているけれど、個人的にはプログレはあまり面白く思わないので、3つぐらいの展開が1つの曲として演奏されるのを「別の曲として演奏すればいいじゃんな」と思ったりしたけど、八木さんがこういう曲を書くというのも、なんか、どこに向かっているのだろう?とか思いつつ、まあそれも面白いのかもなとか、思った。でもこの曲、ある部分でTodd NicholsonのベースになんかColtraneっぽい(っていうかJimmy Garrisonか?)感じも思ったりして、けど、正直、1stのNicholsonの音色がちょっと、んー、って感じだったりもした。須川崇志がエレベを弾いたりもしてたのだけど、エレベを持っているからエレベを弾いているのだろうという事はわかったけど、その音を聴き取る事は出来なかった。その次にColtraneの曲をメドレーして、ここで本田珠也と田中徳崇の2つのドラムが絡むヤバさにボーっとしてしまう。
2ndは八木さんの独奏から。その後、毎度の様にバンドのテンションの高さに圧倒される。このバンドで演奏される八木さんの曲やColtraneの曲、Nick Drakeの曲、これらのどれも、凄く綺麗な曲だと思う。それを、そういう曲として終わらせたり、半端なくヤバイ音を敷き詰めたりする。客席の埋まり方がイマイチなのは知らないからだとしか思えないような音なので勿体無いと思うのだけど、まあ、こればかりは、どうしようもないよなあ。とか思いつつ、本編が終わりアンコールは八木さんの独奏。曲のタイトルは忘れたけれど、なんとなく北欧を思わせるハミングからはじまるあの曲。これが、今までに聴いた時よりも明らかに抜けてきた音になっていて、恍惚。
オレは行かないけれど、金曜から始まる「JAZZ ART せんがわ」でこのバンド聴けるので、行く人は、試してみたらいいと思う。しらないってのが損だっての、わかると思う。