帰路、バスの中で

PiLの『Plastic Box』の再生も終わり、カッコいいので繰り返そうか?と思ったけど、終盤になるほどにPiLの中にSex Pistolsのニオイがしていて、やっぱ、PiLは当たり前にピストルズも内包してるよなあとか思って、ピストルズの『Never Mind the Bollocks』につなげる。もう何度聴いたかわからんこのアルバム、オレが英語スピーカーなら全曲余裕で歌えるんだろうなあって思う悲しみもあるのだけど、まあ、いい・・・。iPodの中には『Never Mind the Bollocks』以外のピストルズも入っているけど、結局、こっちを選ぶ。慣れ親しみまくっているってのと、まあ、怪しい音質のものよりもこっちの方がやっぱ楽しい。っての。でも、このアルバムの不満が1つ、「Black Leather」が入っていない。「Black Leather」はGuns N' Rosesの『Spaghetti Incident』で知った曲だった。こんな曲あるんだって思って、でも、ピストルズのCDにこの曲は見つけられない。ブートとか漁れば出てくるかも知らんけど、でもそれはなんか違う気がして、そういう行動には移さなかった。で、ネットが当たり前になってYouTubeが台頭して、もしやと思って検索したら、やっと、ピストルズの「Black Leather」を聴くことができた。

実は『Spaghetti Incident』はかなり好きで、リリース前はパンクのカバーアルバムって言われてて、まあ、確かにそうなんだけど、のっけ、「Since I Don't Have You」という曲のカバーで、なんだこれ?って思わせる。こんなユルユルで、でも、Axlのあのヴォーカルでこういうゆるいの、結構、良い・・・。って、やられて、その後はガッツリと締まっていて、「ただのヘヴィメタバンドとは違うんだよな、ガンズは」って、いい気分になって。最後の「I Don't care About You」の押しの強さでおおおお、って気分になって、カッコいいなこのアルバム、って思った後に、徐に始まる「Look At Your Game, Girl」。『GN'R Lies』のアコなノリの曲。あれ?って思ったけど、これが『GN'R Lies』のそれらよりも、良い。なんだこれ?って思ったら、隠しトラック。して、これがCharles Mansonのカバーだと知る。が、この時点で、オレは、実はマンソンの名前は知っていたけど、詳細は知らない。U2が『Rattle and Hum』で「Helter Skelter」をカバーした時にマンソンがどうのこうのって、言ってたよなあって、ぐらいの認識。

Charles Mansonと「Look At Your Game, Girl」が頭に残ってしまったので、ディスク・ユニオンでなんとなく探すとCDがあって、買った。そのCD、結局「Look At Your Game, Girl」以外はどうでもいいようなものだったけど、「Look at Your Game, Girl」はやっぱ、良い。んー。

あー、前に、これとほぼ同じ内容、書いた気がするけど、暑いから、別にいいと思う。暑いってのは、それを言い訳に使いたくなる。で、「暑いから」って言われるとなんとなく、納得してしまったりしませんか? しませんか、そうですか。
ちっ
まあいいや。これでなんか、ダブダブから抜け出るきっかけを掴んだ気がしている。