Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos

20:00開演予定だったので、少し遅れてはいる。したら前座が演奏中。が、またしてもかんべんな混み具合で、ドリンク難民状態に陥る・・・。セット間でいいやって思うのだけど、他の人はそう思わないので、長蛇の列を成していて、前座さんの演奏を聴く余裕は無い。んー、とかなっていると、あっさり前座さんが終わった。その頃には列も短くなっていて、チケットで小さい端麗。もらってカウンターですぐに空けて、そのまま¥500でマトモなサイズの端麗を買う。もうこの後、アルコールを手にすることは出来ないなってわかっていた。
待望の、Marc Ribotのライブ。やっとか・・・。その名を知ってから20年近く経って、やっと。正直な話、一番聴きたいのは独奏のライブで、次はアヴァンなバンドスタイル、そしてフリージャズのスタイル、の順なのだけど、今夜のキューバンなスタイルも、勿論聴きたかった。
アンコールを含めて2時間近く。ずっと、身体はリズムを追ってしまう。混みすぎなので、ちょっと横に揺れると他人とぶつかるのだけど、まあ、皆仕方ないってなもんで、あまり気にしないし気にならない。こんなの突っ立って聴いてる方が難しい。ってな音楽がずっと。で、時折Ribotはアグレッシヴなソロをかますけれど、まあ、曲から外れたりはせず、でもこんな音でこういう音楽のソロとして成り立つんだなあって、思う音は聴かせてくれた。
バンドの面子はあまり気にしてなかったのだけど、キーボードがAnthony Colemanで、ドラムがHoracio "El Negro" Hernandezって、やっぱ、凄い。個人的に特に、は、El Negro。ドラムという楽器の本当の凄さを思い知ったのは、忘れもしない、初来日時のブルーノートでのDeep Rumbaだった。Robby AmeenとEl Negroのツインなドラムは凄かった。圧倒された。あの時はブルーノートエスコートしてくれる店員が「ドラムが良いのでその近くがいいと思いますけどどうですか?」って席を選んでくれたので、間近であのドラムに圧倒されたんだよなあ。んー。で、まあ、やっぱこの時期にはこういう音楽だなあって思いつつ、かなり疲労して帰宅。
今日はネットでニュースとか、見ないようにしていたのだけど、帰ってきて、知ることになる。これを知っていたら、今日のライブを楽しめなかった。松田直樹、お疲れ。