サッカーな日

2回得点された時は、ちゃんと2回諦めた。けど2回追いついた。その追いついたどちらの場面も「んー」とか思って換気扇の下に移動してタバコを吹かしつつ見ていた時で、なんか、オレがタバコを吸うとなでしこが得点するというシンクロが発生した・・・。正直、サッカーでは負けてた。けど、アメリカの決定力の弱さがこういう結果を呼んだ。勿論なでしこの粘りも凄かったけど、それだけで勝ったり負けたりってほど甘くない。じゃあ、アメリカの詰めの甘さが勝因かって言えば、そんなわけない。実際、2度突き放されたわけだし。少ないチャンスへの集中力に長けていた、ってことだと思う。チャンスにきっちりつめて、それを左足のアウトで冷静にコントロールした宮間。高さに対してニアしかないというコーナーキックに、アクロバティックな体勢でボールに触れることの出来た澤。大黒柱と呼ばれる選手が大事なところで、その集中力で結果を見せてくれた。PKも、海堀が横飛びの体勢ながら足でゴールを守り、その直後の日本の最初のキッカー宮間が小憎たらしいPKを決めた時点で、この後の結果は決まったと思う。
四の五の書いてますが、こんなせっかくの快挙、喜ばない手はない。なでしこジャパン、おめでとうございます。
で。ナショナリズムの部分はここまでで、サッカー好きとしては、ここまでの南米選手権の結果にクラクラしている・・・。自国開催のアルゼンチンに続いてブラジルまでもが敗退・・・。南米の2強がトーナメントの最初の試合で退くなんて、グループリーグが体たらくだったとは言え、トーナメントに入れば違うだろうと余裕ぶっこいていたのだけど、、、。個々は、完全に他国を上回っている。けど、これをチームとして機能させることが出来なかった。国内の最も強いチームを核にして代表を作ることがチーム戦術として優れた結果を生むというのは、1年前のW杯でスペインがバルサを核としたチーム作りで実証したけれど、それを南米でやることは難しい。ブラジルはサントスのガンソとネイマールを起用する事で1つのホットラインを用意したけれど、これまでに代表の経験が少ない2人でいきなり結果を残すのは難しかった、という結果。アルゼンチンとブラジルがこれでは困る。というか、つまらない。勿論、他の南米国家に力が付いてきたと捉える事も出来るけれど、でも、やっぱ、この結果はそれとは違う。