黄表紙プロジェクト

アップリンクでモリイクエの帰国ライブ。モリさんが作った映像に、ご本人と巻上公一と内橋和久と、トークゲスト扱いだったJim O'Rourkeが即興的に音を付ける。スタイル。
1stは2つの作品、2ndは巻上とO'Rourkeによるトークをやって、その後1つ作品。という構成。モリさんの映像はアニメーションという説明だったけど、まあ、CGって言ったほうがわかりやすい。黄表紙という江戸時代のやり方をサンプリング素材として使っている、という、勝手な解釈。トークのところでO'Rourkeが口にしてたのでなんだけど、オレも外国の文化を持っている人のアプローチな作品に思った。O'RourkeはNYと限定していたけど、個人的には黄表紙の扱いは八木さんのライブのフライヤーのセンスに近いと思った。あのちょっと変てこだけどなんかニヤニヤしてしまう感じ。それと、まあ見れば誰もが思うと思うけど、円、が、モリさんの作品のテーマに思える。それと、サイケな色のセンスがカッコよかったな。
演奏しているところを見るライブではないので、音楽に注意を払うことは意図的に避けた。けど、内橋のダクソフォンの音がするとつい見てしまうし、巻上の尺八(?)とかテルミンとかも、やっぱ、個性的な音で、気になる・・・。モリさんはラップトップでO'Rourkeも卓モノ(EMS?)なので、その辺はどの音とか、気にせずに済んだ。
こういうアート系が好みそうなの、個人的な趣向から外れるので途中で飽きるの覚悟だったのだけど、そうならず、最後までがっつりと見届け。これが今後後を引くという事は無いと思うけど、でもどっかで思い出しそうな独特は、記憶されたと思う。
あー、そうだ。きびょうしって聞いた時、「奇病死?」って思ってしまうのはなんとかしたい・・・。