CL決勝

さすがの内容だった。前半、追いつかれた時はちょっとドキドキしてしまったけれど、逆転のあのメッシのゴールは凄かったな。わずかなブラインドを巻いてねじ込んだあのシュート、ファン・デル・サールが届かないところでもないのに触れられないあのシュートには舌を巻く。先制点も、シャビが自分に出たパスの受けを一瞬の判断で前向きで足元に納めたところで、ペドロのゴールを呼び込むという、シュート以前の動きがゴールを作る場面だった。3点目のビシャのシュートは、一瞬であのコースを探し出して、試合を決定付けた。一時は同点に追いつくゴールだったルーニーの得点も、わずかな手数でゴールするという、レベルの高い得点だったし。しかも試合後のマンUはグダグダ言わず、グッド・ルーザーとして、今回の敗戦を受け入れている。実際、マンUはやりすぎなディフェンスはあまりなく、ヴァレンシアがかなり引っ掛け気味だったけれど、それが1枚のイエローだけで済んだのは、それ以外にやりすぎな事をしなかったからだと思う。チーム全体が少々汚いファールをしてでも、というやり方で削られることの多いバルサに対して、マンUはプライドがあるからこそ、そういうサッカーをしなかったのだと思う。
あー、これで、今シーズンのサッカー終わったなあ。特に今回は、W杯があって、ユーロのサッカーシーズンという流れだっただけに、物凄く堪能した。その中で、バルサという、サッカーの歴史で最高のチームが結果を残して終わるという、完璧すぎる1年だった。まあ、Jリーグがあるので、それをそれなりに楽しむけど、なんか、年末の気分だ。