Sion

一昨日帰ってきて、Rock'n'Roll Gypsiesのサイトを見て、当面、ライブを見る機会が無いことにちょっと落ち込みつつ、花田裕之のサイトもチェック。もちろん、近場で『流れ』でもないかなあって思ってのこと。したらやはり当面無理なのだけど、翌日にSionのライブに参加、とあって、ちょっと見たいけど我慢した。Sionかあ。最近酔っ払って好きな曲ばかり聴いてた時にSionの曲も聴いたし、Ill Bosstinoの『Inspiration』でも「月が一番近づいた夜」がチョイスされてたりと、なんか、色々なタイミングなんだなあって思って、今日はやーぐむいーして、手持ちのSionを片っ端から聴いた。
春夏秋冬』『夜しか泳げない』『I DON'T LIKE MYSELF』『SION 10+1』『抱きしめて』『10 cd best』『フラ フラ フラ』『11月のクリスマス』『SONGS』『好きな時に跳べ!』『住人
上記がオレの手持ち。と言っても、この中の『10 cd best』は昔知人に貸して失くされてしまっていて、さらに家捜ししたけど『SION 10+1』と『11月のクリスマス』は見つからず・・・。まあそれでも結構な枚数。歯抜けの様に手にしているのだけど、『好きな時に跳べ!』と『住人』の間がごっそり無いのは、その間のどこかで福山が絡みだしたせい。なんかイヤだった。Sionもこうやって福山とかと絡まないとダメなのか?って思って、なんかイヤだった。福山がSionを尊敬しているのはわかるけど、自分のポジションを考えて、楽曲提供ぐらいで自重するべきじゃ?って思った。こんな理由で興味の対象から外すのはどうなのか?って思うかも知らんけど、雑食な性格なので、ある意味、興味から外れるタイミングを探していたりする。けど、『住人』がリリースされた時には、やっぱ久々に聴きたいと思って購入した。けど、その『住人』は以前にログにもしたと思うけど、Sionの声が受け入れられなかった。以前を知っていて、その間を知らなかったので、あの声の変化に追いつけなかった。だから多分『住人』は1回しか聴かなかったと思う。今回も、無理はしないと思った。それで古いものから順に聴いた。オレがSionを知るキッカケが泉谷しげるの「春夏秋冬」で、初めて買ったのはそれが収録された『春夏秋冬』。そのころはアナログだったけど、今手元にあるのは再発されたCD。聴き倒したこのアルバム、当時も演奏陣はNYの連中であると知っていたけど、その数年後、アヴァンを知った状態で『春夏秋冬』の面子がLounge Lizardsである事に驚いた。まだ2ndの時点でこんな連中を使っていたって、どういうコネクションがあったのだろう・・・。その後のアルバムにもLounge Lizardsな面子、主にMarc Ribotはなんども起用されているし、John Zornが加わっているものもある。そういう側から見ても、Sionってのはかなり特殊。更にメジャーデビュー時から現在まで元Roosters(z)な面子が関わっている。なんか、もう、オレにとっては涎がでそうな状態。そんな特別な演奏陣を従えたSionの歌をじっくりと聴き進める。すると、RRGのライブで演奏されている「ようよう」が、『抱きしめて』に入っている・・・。勝手にRRGの曲だと思っていたこの曲、実はSionの曲だったか!って、今頃気付いたりしながら『好きな時に跳べ!』まで、躊躇しなかった。して問題の『住人』。ま
あ、これがダメだったら今後ライブへの興味も失せると思い、再生。結果、『住人』も流れに乗ったまま聴き終えた。こうやって年代順に聴く事で、徐々に変化したSionの声に違和感を感じなかった。7年も間をあけたことが『住人』に対する抵抗感を作っていた事に気付いた。やばいなあ、こうなると最近作も聴きたくなるし、やっぱライブも見たくなる。なんか、困った展開かもしらん。
ついでに『Sion Tribute: ain't nothing you can do』も再生。このトリビュート盤についても大分前にログにしているはずだけど、この狂ったようなカバー集は、Sionファンよりも、Boredoms関係のファンの方が楽しめる。はず。しかもこれ、確かSxOxBのTOTTSUANのプロデュースだったはず。けど、弱小インディーレーベルからリリースされたものだったので、リリースから数年で市場から消えた作品。ヤバイのが並ぶ中、杉本千恵という人の「このままが」とかが、精錬されたように美しかったりするのだけど、更に最後に収録された新井役司&インディージョーンズの「この夜に噛み付いて」でKOされる。こんな曲名もしらんし、そもそも新井役司って人も知らん。そんな曲が何で最後に配されているんだ?って思いながら聴いて、KOされた。言葉、曲、演奏、Monk無し。
この『Sion Tribute: ain't nothing you can do』、色んな意味で重要作なのに手に入りにくいってもったいないなあって、ついさっきチェックしたら在庫してやがる・・・。これはデッドストックなのか? まさか毘沙門が今更プレスしたわけじゃないよな? んー、謎。しっかし、困ったな。というのも、手に入らないものだから今夜もYoutubeにアップしようと思ったのだけど、流通しているなら止めとくか・・・。が、とてもSionに支払いが発生するとは思えないので、低音質の状態にして1日だけアップしてみる・・・。