Kraftwerk

なんとなくのキッカケがあって、色々調べていたらKraftwerkに辿り着く。なんかよく知られている重要そうなバンドなのに個人的にはあまり聴いていないという、よくあるパターンのバンド。そのディスコグラフィーを見ていたら、『Radio-Active』が邦題『放射能』である事を知る・・・。『Radio-Active』は、Kraftwerkので唯一手持ちしているCD。これは8年ぐらい前にamazonで「輸入盤が安いよ! 千円以下を特集したから買えよ!」というセールに引っかかって買った1枚。1枚ぐらいKraftwerk持ってないとまずいんじゃないか?って、くだらない発想で購入した。Kraftwerkの作品の中で『Radio-Active』を選んだのは、『Autobahn』と『Trans Europe Express』は、一応、は、聴いた事はあったのでそれを避けたという事と、それ以外のタイトルとかジャケを見て引かれたのが『Radio-Active』だったっていう理由。しっかし、たまたま買っただけの8年前のCDの購入理由なんていう、どうでもいい事をよく覚えてるな・・・。
して、『Radio-Active』を再生。当時は先端だったはずのこの音を、今聴けば、今時のエレクトロニカな音のベーストラックぐらいのシンプル。かつ、ポップ。けど、このポップが楽しくない。一見、軽快。けど、楽しくない。何これ? よーわからん。でも、Cybotronを初めて聴いた時の様なシンプルの持つ絶対性みたいなのがある。クラブ音楽とは違う。その後ここから多かれ少なかれ色んな影響を受けた音楽が色々出てきたはず。80年代のニューロマなんて、ここにある音色を軽薄に大袈裟にする事で、刹那な大衆性を得て、あっという間に砕け散った。まあ、それはそれで愛しかったりする・・・。んー、あのくだらない80年代の表側も、ちゃんと音楽の系譜なんだなあ。なんか、意外にもそれがわかることがちょっと嬉しい気持ちもある。なんだろな。
って事で、なんかいいなKraftwerk。ヤバイかも知らん。そんなにアルバム出てる訳でも無いし、ちょっと、嵌ってみたい気持ちになってきた。
しっかし、『Radio-Active』の1曲目、「Geiger Counter」ですよ。オレも欲しいなガイガー・カウンター。しかもこの曲、スゲーかっこいい。Plastikmanみたい。