Superchunk Japan Tour 2011

いつだったか、O-Nestで何かのライブを見た時、張り紙でSuperchunkの来日がある事を知った。「まだやってたんだな。ちょっと見たいかも知らん」と思ったけど、それは結局忘れてしまって行かなかった。したら昨年、新作『Majestic Shredding』がリリースされて、そういえばライブいくの忘れたなあと思って、それを手にした。それまでに持ってたのは、初めて買った『Foolish』と、手に入れた順番は覚えて無いけど、『Superchunk』と『Indoor Living 』。間は埋めていない。けど、久々に聴くと、このバンドのポジティブな雰囲気は再生回数を上げる。とか思っていたら来日報。タイミングなんで、O-Westに行ってきた。
間延びさせずに曲が並ぶ。ヴォーカル&ギターとベースはピョンピョン跳ねつつ、演奏する。少しだけ変化球的に横が入る事もあるけど、このバンドは縦ノリ。けど、それが、ロックから外れるスレスレの軽やか。ちょっとだけ、90年代のUSインディーらしいアヴァンを取り入れた瞬間も出てくるけれど、音は似ててもSonic Youthなんかとは全く違うベクトル。学生時代の延長の様な雰囲気が終始しているけれど音は引き締まっているし、時折キャリア初期の曲だと思われるパンクの濃い曲が出てきて、ビートの追いが強くなる。
1時間足らずの本編と、3回のアンコール。多分このバンドは、やりたいようにロックしているだけ。捻くれを狙ったり、余計を探していない。それこそがロックらしいとは言わないけれど、こういうロックに気持ちが嵌る時間は確実にある。時々、な。