こだま和文 from DUB STATION@新世界 vol.2

こだま和文のライブを見るのは、今夜が2回目。前回は、、、何年前?、10年前ぐらいか。スターパインで見て以来。あの時既にこだま+DJだったので、DUB STATIONだったというわけか。そういや、新世界に来たもの今夜が2回目。前回はゴータだったのだから、Mute Beatか。
こだまはトランペットを吹きながら、オカリナも試したりしつつ、時々、歌う。歌はメロだけど、語りのものもある。いずれも朴訥としていて、過剰には演出しない。
こだまのラッパは、その叙情的に、思い出すのはMiles Davis。DJ YABBYのリディムをバックに、たった2人で(+ミキサーの人も重要か)、あのMilesの大きなサウンドを思わせる。音楽の種類としては恐らくカンケー無い。こだまのラッパは、アドリブの要素は殆ど無い。けれど、あのラッパの響きは、そういうやり方だけで、耳を捕まえることが出来る、という事を目の前で見せてくれる。
MCもリディムを使って、やる。その中で「幸せ」の定義について、話していた。それは、それが正解かどうかじゃなくて、こだまの思う事を、話したいことを話しているだけだったと思うのだけど、その「幸せ」の定義、それが全てだとは思わないけれど、その考えには、納得してしまう。
アンコール時に、客として来ていた南流石が呼ばれてステージに上がってきた。特に何かしたわけじゃないけれど、久しぶりの再会だったらしく、ステージ上で抱き合う姿に、80年代に棘を残したバンドに所属してここまでそれぞれのやり方を続けてき
た人達が単純に喜んでいる姿はそれだけの事でも、何か知らんけど嬉しくなった。