unbeltipo Tour 2011_w/NEW ALBUM

スーパーデラックスとクラシックスで興味深いライブが重なった日。悩み深いところだけど、実はあまり悩まず。というのも、昨年12月のunbeltipoを同じ様な理由で諦めたので、今度は何と重なってもunbeltipoと決めていた。なので今夜はSDLXでライブ鑑賞。
やっとリリースされるunbeltipoの新作『Uncle Bunny Tongue』のレコ発ツアー、前半の部の最終日。なので、新作からの楽曲が演奏される。一応一般発売は3/3らしいのだけど、当然の様に先行発売。当然の様に購入してきたのだけど、これを見ると、UBT??という、楽曲の通しナンバーを仮タイトルとして使っていたものを、無理からUBTに引っ掛けてタイトルを付けている。まあ、ライブを見ている立場では、UBT??と言われた方がタイトルの聞き覚えがあったりする。
リリースはされていないままでライブで磨きこまれてきたものがCDに収録され、それを再びライブするのだから、一応CDで完成という形に漕ぎ付けたものを、再度ライブで磨きにかかる。圧倒的な演奏力で。1stはわりと派手めな楽曲を3つ、2ndはCDにも収録されていない新しめの曲を2つと「The Grid of the Wind」。アンコールに、2ndは結局新作から演奏しなかったという事で、新作から。
もう、今更凄いとか、そういう事は言わない。そんなの、誰もが知っていること。だろ? 1つの楽曲のなかでいくつも変化しながら、ちゃんとグルーヴする。今夜はバンドを先導する今堀恒雄のギターと、コントラストなナスノミツルのベースを耳が追っていたのだけど、今夜の中で最も磨かれてきた「The Grid of the Wind」で、佐野康夫のパーカッシヴなドラミングにいきなり掴まれる。手探りが無いこの曲では、だからか、余計に佐野のドラムが映えた。それと、もっと印象的だったのは、2ndの最初に演奏された新曲の「UBT27」。トリオスタイルのunbeltipoは、どの曲も必ず沸点を入れ込んでいるのだけど、「UBT27」は、それが無い。それはこれからなのか、それともこの形を磨き上げていくのか、当然知らんけど、不穏な雰囲気でもあったこの「UBT27」の今後が気になる。
そうえいば物販で『Pheasantism』も並んでました。長い事サイプレスされずにプレミアのついた状態だったけど、ライブに行けばちゃんと適正な価格で買えます。なので、プレミアなのはスルーの方向で。