Vi Redd

なんとか、こう、女子ジャズな事を書きたいと思ってカテまで作ったのに、なかなか難しい。視点を変える。女子とジャズなのだから、女性のジャズなプレイヤーのものを聴いてみようと思った。女性のジャズ奏者はそれなりにいるけれど、大体はピアノ。他の楽器なら、早坂さんのようなサックス奏者もいるけれど、そんなに数多くない。しかもそれが50年代、60年代あたりだと、全く名前も浮かばない。けど、¥999なCDの中で見つけたVi Reddの『Bird Call』。なんかバードからの影響の濃い奏者とか。興味深い。んー、帯のモンクだけでCD買うなんて無謀だったりするけれど、¥999だし、まあいいや。と、かなり軽い気持ちで買ってみて、聴いてみて、ちょっと驚く。余技かと思っていたReddのヴォーカルがちゃんとジャズなヴォーカルとしての聴き応え。雰囲気を持った声質にも引かれる。んー、いいんじゃないのこれ?、なんかさ、サックスはサヴォイな頃のバードの様な鬼気迫り感とは違って、あえてならヴァーヴな頃のバードの雰囲気だけど、そこが女性らしさだと思う。

Vi Redd 『Bird Call
このジャケットを見て、まあ、ルックスでCDを買わせるタイプじゃないよなあって思ったのだけど、ググってみるとこのジャケットより写りのいい写真はあって、で、YouTubeにあったこの動画でもそれはわかる。

ここではジャジーとは違ってブルースな歌いっぷりなのだけど、それがカッコいいと思う。