吐き気がするほどロマンチックだぜ!!

昨夜はあれだ、ちょっと久しぶりのO-Eastの場所を確認したかっただけだ。とか、思いながら到着。昨夜と同じく19:00丁度ぐらい。昨夜と違って、ちゃんとガキどもがウロウロしていてホッとする。もぎりを抜けてとりあえず一服。中に入ると既に前座の演奏は始まっていて、この後もう1つ前座。MERRYと黒猫チェルシーというバンド。どっちがどっちかわからないのは、まあ、すみません。
THE STALIN Zは、当然ヴォーカルの遠藤ミチロウ、ドラムに中村達也。ギターに百々、ベースにKenKen。しっかし、鉄壁な面子。ロックの理想系な面子。冒頭、ミチロウが1人で登場し、スターリンの初期のギターだったタムの逝去を告げる。スターリンというバンドの復活の最初にその事を知る。タムに向けたミチロウの言葉が響き、演奏が始まる。拡声器からサイレン。「ワルシャワの幻想」を最初に持って来る事で、イキナリのひけらかし。いつの間にかモヒカンになっている達也の感情そのままのドラム。アヴァンも飲み込みつつある百々のギター。恐るべし若造としか形容できないKenKenのベース。前までのバンドとは、明らかに別格な音。それをスターリンにするのがミチロウの声と言葉。あの歌の言葉の形容は無い。この言葉はロックでしかない。ああ、四の五のくだらない。もうとにかくさ、ぶん殴られた気分。後方だったけど、終始揺れるしかなかった。というか、跳ねた。いい年こいて跳ねずにいられなかった。あれをユラユラ見るのは無理。中盤でくんだあがやーになりそうになったけど、いざとなったらフクロハギ叩いて落とすという技を持っているので、上がるなら上がりやがれボケ、と、思いながら汗だく。途中、チラガーから始まった臓物投げ入れという演出もありつつ、それ見つつ、「正しくこれがホルモン」とか思いつつ。跳ねる。
アンコールで「仰げば尊し」があったので、2回目のアンコールは無いと思っていたらアコギ片手にミチロウ。タムに捧げる弾語り。不覚じゃなくて、ここで目が赤くなってしまう。歌、強い。