ブルース

今日は(も)ブルース。ブルースと言ってもBruce CockburnでもBruce Springsteenでもない。Blues。ジャンルの方。久々に拘って聴く。それは昨夜のログのタイトルが関係しているように見えるのだけど、それもあるのだけど、いまだに時々届くCaptain Beefheartの作品を今日も聴いていて、やっぱこの人の根っこってブルースだよなあとか思って、そんならブルース聴くか!!って思った結果。
更にプラスすると、12月にMemphis Slimの『At the Gate of Horn』が届いた事も関係。これは大分前にタワレコで久々に目にして、その時は買わずにamazonでオーダーしたもの。多分夏の終わりにオーダーしたものが、やっと届いた。それを昨年とりあえず聴いて、今日も聴いた。この作品はオレが高校に通うガキだった頃にVeeJayのカタログが再発されて、その中の1枚としてリリースされていて、その時にCDもあったけど、安いアナログ盤を買った。ブルースに興味がありつつも、それが手に入りにくい時代だったので、飛びついた。でも普通、VeeJayならJimmy Reedを買うはず。なんでこの作品だったか?は、ハッキリ覚えている。ジャケ買い。Jimmy Reedの作品よりも『At The Gate of Horn』の方がブルースのニオイがした。それが当たりだったかどうかは覚えてないのだけど、まあ、これ、結構聴いた。なのでこの作品はオレにとってのブルースのイメージそのものの1/3。残り2/3は、Bobby "Blue " BlandとJohnny "Guitar" Watsonがカップリングされたアルバム、それとAlbert Kingの『Born Under a Bad Sign 』。この3枚を買った順番までは覚えてないのだけど、どれもアナログで買ったのは覚えていて、まあとにかく、これらを繰り返して勝手にブルースを理解した。理解というと大袈裟か。雰囲気を掴んだ。その懐かし盤を聴いて、Muddy Watersの『Hard Again』(げっ、リマスターされてボートラ付になってやがる)を聴く。チェスのじゃなくてあえてこっちにした。そしてCalvin Leavyの『Cummins Prison Farm』。これはP-VINEの記念すべき最初のリリース。か、何かだったはず。詳しくは覚えてないのだけど、P-VINE20周年記念かなんかとの時にリリースされたP-VINEの3枚組みぐらいのコンピがあって、そこにそういう話が書いてあったと思う。それで気になって購入したもの。ヘヴィーなブルースと、サザンなソウルとが同居している不思議な人。気になって検索すると、昨年の6/6に逝去している事を知る。なんか、存命かどうかとも考えた事が無かったのでちょっと驚く。R.I.P.

どうよ?、スゲーカッコいいだろ? こんなカッコいい人がUSのWikipediaにすら項目が無い。
その後Hop Wilsonの『Houston Ghetto Blues』。これも以前P-VINEからリリースされたもの。なんとなく気付くかもしれないけど、オレはP-VINEを信頼している。今では色々リリースするまでに至った会社だけど、根底がブルース関係の再発ってところが信頼に値する。
あえてチェス系を外してきたので、この辺でそっちを聴くか?って思ったのだけど、でも、折角あえて、というかなんとなく避けたのだから、このまま避けようと思い、Robert Johsonでも聴こうと思って、で、でも変えた。ここでCassandra WilsonCassandra Wilsonはジャズだろ?ってなるかも知らん。確かにそうなのだろうと思うけど、『Blue Light Til Dawn』と『New Moon Daughter』は、オレは勝手にブルースだと思っている。それを自分で納得する為に、まずは新作の『Silver Pony』を聴こうかと思ったけど、あえてM-Baseな頃の『She Who Weeps』。久々に聴くと、今でもちょっと違和感のある変拍子ファンクがなかなか。そして『Blue Light Til Dawn』。これがリリースされて耳にした時、しかもレーベルがブルーノートという事にも驚きつつ聴いて、呆気。あまりに凄いので、呆気。なんだこりゃ?って思った。こんなのジャズじゃねー、形容しにくいけど、あえて言えばアフロアメリカンの深遠、ブルースだと思った。それを久々。変わらん。相変わらずこの作品は凄い。どうすっかな、この後『New Moon Daughter』も聴くか? でも『New Moon Daughter』は、CDを持っているのにアナログも買ってしまったぐらいのヤバスギル盤なんだよなあ。そういうの聴くの、ちょっと身構えるんだよなあ。うーん・・・。