Peter Brotzmann 2 Days: SuperTrios 初日

今夜のピットイン、は、結構な立見もでる盛況。見た目、客席の平均年齢は昨夜の倍ぐらい。
2年半前にあった、Peter Brotzmann佐藤允彦と森山威男というトリオ編成。バンド名はHeavyweights。それなりに見る回数を重ねてきたBrotzmannと、個人的にはたまにしか演奏に接する機会の無い佐藤さんと森山さん。今夜の集客は、オレと間逆な足取りの人達が集まったのだと思う。
恐らく完全即興。徹底的なフリージャズ。ホント、なんか、「これがフリージャズです」って持ってこられた感じ。音数が半端ない。これで合計200歳トリオ?って、なる。
森山さんのドラムは遠慮ないぐらいにジャズ。四の五のしません。強いジャズのドラム。よく聴くと、意外にも細かく音を並べている。終始挑発を狙ってあの手この手。ほぼジャズの語彙だけだと思うんだけど、それが全然尽きない。
佐藤さんも聴く度にやっぱ凄いんだよなあ、って思う。あの優しい風貌からは想像しにくいアグレッシヴ。それと、なんて言ってもスピード感に驚く。しかも音がつぶれない。近年のリリースされている録音物は、なんとなく手にする気になれないような雰囲気なのだけど、こういうライブでは出自が前面。即興的なライブという場で聴くピアニストでは、個人的には片手の指の数には絶対入ってくる。
Brotzmannのサックスとかクラリネットに聴き惚れるのは毎度の事。もう、そんなこと書くのもなんか、、、って気分。んー、前にも書いたけど、もう1回書くけど、Brotzmannに惹かれるのは強烈なところだけじゃないです。ゴスペルを思い出させるメロディーなライン、あれが何よりも特別。