ROVO new album “RAVO” リリース記念LIVE!

元々今夜はアケタの店でBrotzmannのライブを見ている予定だったけど、勘違いが発覚して、なんかなあって思ったのだけど、もったいないので何か見ることにした。で、オレの勘違いの一因は今夜エアジンでBrotzmannと八木さんのライブがある事が関係しているなあと気付いたけど、横浜まで行くのはちょっと違う。面白そうなライブとして紹介されていたあのライブも、1度別の予定があるから行けないと言ったし、んー、と思っているところにリキッドルームRovoの『Ravo』の発売記念ライブを見つける。これだな。が、今日はいろいろあり、LRに辿り着いた頃には既にRovoの演奏が始まっていた。ギリギリRovoが始まる前につけると思ったのに、でも、仕方が無い。ホントはFlying RhythmsU-zhaanも見たかったんだよなあ。まあとにかく、そこで慌てるでもなくとりあえずタバコを1本かまして、ビールを貰って中。予想通り、かなりの混み具合。
Rovoの良さは、「来る!!」と思うと、ちゃんと来る事。キター!!だ。頭にある曲だろうが無い曲だろうが、この辺で上がる!!と思うと、ちゃんと上がる。上げる。上げまくる。大体の曲がちゃんとクライマックスに向けて上がっていく。トランシーと言われるのでクラブなバンドと思われがちだけど、この上げ方はわかりやすくロック。原田仁のベースが重低音で強烈にグルーヴするけど、それを芳垣安洋岡部洋一の2人のビートがアグレッシヴで、グルーヴィーなだけには持って行かせない。あまりエフェクトを使ってないような、素のブラッキーの音でリフする事が多い山本精一益子樹のシンセは印象的なイントロだけじゃなく、誰かと共鳴しながら装飾。で、一番自由度高いのは勝井祐二で、この躍らせるバンドの中にエフェクトを弄ってアヴァンを持ち込み、エレクトリックなヴァイオリンは、なんか、文字通り駆け上がっていくように響く。この音の後ろで、迫田悠のヴィヴィッドな映像が止め処なく演出を続ける。サイケデリック、だよなあ。
余計な事を考えずに体が揺れ続けているので、気が付くと終演。アンコールを含めるとおよそ2時間。疲れてるんだけど、次回はいつ見れるのかわからんので物足りなくすらある。もうちょい頻繁にライブして欲しい。