James Brown

昨夜、複雑な気分でSolomon Burkeを聴いたのだけど、その音にずっぱまりした。思い返せばRay CharlesとかJames Brownの逝去時には、あまり気持ちを揺さぶられなかった。その2人の時はニュースもでかくて、「味噌っパ」とか「Ellie My Love」とかぐらいしか知らなさそうな奴等がネタ的に話題にしているのが気に喰わなかったというのもあった気がするけど、単純に、オレがその2人の音楽に惹かれることが少なかったという本音がある。そういうスタンダードな存在を自分がイマイチ好めないという事を自分自身では面白くなく、それなりに試したりしたのだけど、イマイチ感は変わらなかった。
iPodの充電が切れそうになると、放電代わりにランダム再生でスピーカーにつなぐ。そうやって充電池のもちを良くする努力をするのだけど、今日もそれをしていて、そうやって聴いていると色々と聴き覚えのないものが出てきて面白い。iPodを確認したくなる。確認する。すると、アルバムの中の1曲でしかなったものが実は結構個性的だったりして目から鱗状態になる事がよくある。今日はJBの曲で妙にカッコいいのがあって、「あ、JBも結構カッコいいのあるな」と気付いた。「There it is (Live)」という曲。が、ちょっと、なんか違う。よく見る。『Salutes James Brown』というアルバム名。そうか、これはPrimoがJBに捧げてミックスしたヤツだ。それ、買ったけど聴いた覚えが無かった。上手く切り取ってちょっと加工しているそれは、なんやかんやずっとヒップホップを聴いているオレにとっては耳に止まりやすい。それでランダム再生を止めて、そのミックスなアルバムを再生。これは2枚組みで、1枚はJBの音のみ、もう1枚はJBの曲のカバーをした音源を集めたもので構成されている。勿論、JB音源の方を聴いて、やっぱカッコよくて、それにはPrimoの手法が大きく関与しているのだけど、だけどここが入り口で少しずつオレにもJBが馴染む。はず。

DJ Premier 『Salutes James Brown