坂田明

今日は珍しく、職場での出来事をログにしてみようと思う。登場人物は関西支店のヤツ。多分性別は女性で、確か御堂筋線の動物園前駅(New World)ら辺の出身。現在は京都在住。こいつはこのブログに登場した事がある。そいつはオレに向かって「音楽好きやで 音楽無いと生きられへん No Music No Lifeやんな」とか言った事があり、おお、と思ったオレがお気に入りを訊ねると、Mariah CareyCeline Dionと答え、一応関西人の音楽好きなら、BoredomsとかSoul Flower Unionとか答えるか知っているはずと思ったオレは大きくガッカリ。その後もなんかのオペラを見たとか、イマイチ、オレが喜ばない方面。こいつ的に最近のヒットはMichael Jacksonの映画だったはず。それで時折、ホントはよくないけどCDの貸し借りが出来る距離じゃないのでちょっとヤバめのヤツをアルバムの中から1曲だけとかMP3にして聴かせたりしてみたのだけど全くダメ。更に、SFUの『Cante Diaspora』やManu Chaoの『Proxima Estacion: Esperanza』を進呈(実は両方ともダブって持っていた・・・)したりしたのだけど多分聴いてすらいない。まあ、こんなもん、って感じで別にどうでもいいのだけど、何故かこいつが時折坂田明のCDを買いやがる。で、やっと今日のネタなのだけど、帰ったらamazonに坂田さんの新作『チョット! I'm here!』を注文する予定とか言い出したので、「なんで坂田さんだけ聴くんだ?」と訊ねたら、どうもそいつの母親が坂田さんの音楽を気に入っているらしく、プレゼントとして購入していたらしい。なんかこう聞くとまるでいいヤツみたいに思うかも知らんけど、オレはそいつが若かりし頃、普通の何倍も親に迷惑をかけたのでその罪滅ぼしをしているだけだとにらんでいる。まあそうだとしても、坂田さんのCDを買うのはいい事なので、それならばライブにも連れて行け、と、即検索。が、タイミング悪く20日に京都でライブしたばかり。さらに今夜神戸というスケジュールだったけど、さすがに急すぎる。タイミング悪いなあ、と思って念のため次月を見ると、またしても京都でライブを発見。即そいつに伝えると、そいつの住所に近いところらしく、珍しく好反応。普段オレが「Atomicっていう凄いバンドがそっちでライブやるから仕事止めてでも行け」とか、最近なら「Fire!見ないなんておかしいぞ?」と、いくらけしかけてもシカトなのだけど、今回は珍しく母親の都合次第で足を運ぶ気らしい。こんなこともあるんだな、と思いつつ、「折角なら坂田さんのCDは物販で買え」と、言うと、「サインとか貰えるんやろか?」と言い出す。まあ、普通のライブハウスならミュージシャンは大体その辺にいるので、サインくれと言われて断る事は無い。なので大丈夫だと思うけど、そのライブはたまたまホールだったりする。もし関係者の方がこのログに目を通す事があれば、来月の京都でのライブ時に物販コーナーでサインくれと言って駄々をこねている輩がいたら、めんどくさい女なので、なんとかしてあげて下さい。よろしくお願い致します。
長文になった。けど続ける。坂田さんのスケジュールを見て来月SDLXでライブがある事を知り、早速予定に組み込む予定にした。一応翌月のスケジュールも見ると今度はクラシックスでも・・・。更に12月まで見てみると、なんとピットインでも・・・。オレはどうすればいいんだろう・・・。とか考えていたら急に思い出す。最近、サックス独奏のCDを聴く機会が多いのだけど、坂田さんにもあるじゃん、『百八煩悩』(サックス以外にもクラリネットなんかも使っている ちょっと歌声も)が・・・。が、このCD、2枚のCDに短いながらも108曲収録されていて、それの曲のタイトルを打ち込むのがめんどくさくてMP3にしてなかったので聴く機会が減っていた。それじゃダメだろと思い、帰ってきて探し出して、見つけて、ヘロヘロになりながらタイトルを打ち込みMP3化。完了。今再生中。最近耳にしている特殊な奏法を持ち込んだ演奏とは違い、サックスやクラリネットのらしい音色で短く演奏を刈り込む。でフリーキーでアヴァンギャルドだったりする場面もあるのだけど、少し懐かしい雰囲気で歌い上げるようだったり、いくつも場面が切り替わる。映像的と言えるけれど、それは言葉の無い、少しだけ動く風景的な映像。アルバムのタイトルにちなんで、今年の年越しはこれを聴く。

坂田明 『チョット! I'm here!』

坂田明 『百八煩悩』