インプロッシブル!

今月初のピットイン。面子のコピペ。
マッツ・グスタフソン(Reeds)八木美知依(20絃箏、17絃箏)ミヤ・マサオカ(20絃箏、electronics)カール・ストーン(laptop electronics)
スーパーデラックスで客層が重なりそうなフェスが行われているので、客足はちょっと損をしたかも。
1stはデュオが2つ。まずはMats GustafssonとCarl Stone。Gustafssonは特殊奏法と咆哮。Stoneはその音を(多分)サンプリングでエディットしたものを使ったり、仕込んであった声ネタを使ったり。この組合せってどうなんだろう?と思ったのだけど、Stoneの、昨今のエレクトロニカ的な音とは違う電子音の上でのGustafssonの色々は意外に相性が良い。この2人での録音があっても面白いものが出来る気がする。
続いては八木さんとMiya Masaoka。2つの箏のインプロ。楽器的にこういう組合せを聴く機会は少ない。八木さんはいつもの様に17弦と20弦の2つが備えてあって、マサオカさんは20弦とラップトップ。八木さんが17弦を扱う事で、17弦と20弦の音の違いが明確になる。マサオカさんは弓で弦を扱う場面の印象が強く、八木さんは17弦での太い音と、20弦でのBaileyの様なアブストラクトが印象的。
休憩を挟んで2nd。4人揃い踏み。1stの演奏が合わさった感じで、各々が、それぞれの音を読みあって音楽が作りあがっている印象。このセットは2つの演奏があって、方向は異なっていたと思うけど、頭の中はどちらの演奏でも大きな違いは無かったんじゃないだろうか?
短くアンコール。ここでは本編には無かったアグレッシヴな面が表立つ。この演奏の長尺な展開が本編にあっても良かったと思う。