砂原良徳

興南高校、やっぱり決勝まで残ったか。島袋が1回2回で5点取られたときはさすがにダメかと思ったけど、今までの沖縄のチームからは想像もつかないタフさで、その後は失点せず、さらに、つながる打線がキッチリ6点取って勝つなんて出来過ぎ。
実は今夜はライブを見に行く予定だったのだけど、少し前から夏風邪かましてしまって、体調自体は悪くないのだけど何故か咳きだけは治らなくて、この状態であのライブに行くとジャマになってしまいそうだったので自重。課長。つまらん。
まりんの新作『subliminal』はEP。フルアルバムの前に試し刷りって感じなのだろうか? 昨年の『No Boys,No Cry』がリリースとしては久々な名前だったのだけど、あれは興味深いものではあったけど繰り返すには至れなかった。やっぱりサントラはサントラという事を思った。あの中では結局「Deadly Lovely」が印象的というのはちょっと皮肉。
という事でかなりの期待を背負った『subliminal』。『LOVEBEAT』がリリースされた半年後にこれがリリースされていたと考えても違和感は無い。『LOVEBEAT』はその前までのまりんのアルバムがモンドなポップだったところから突然テクノになった印象だった。しかもそこまでに培った感覚を上手く集めて、モンドというちょっと感じの良くない感じを小洒落た感覚程度に押し込めて、更に、テクノとは書いたけど、実際にはハウス的に聴こえていた。だからと言って異端だったわけじゃなく、だから『LOVEBEAT』は印象的だった。『subliminal』は『LOVEBEAT』に少しのアブストラクトが入り、若干インダストリアルに響く。

砂原良徳 『subliminal』