Salle Gaveau

Salle Gaveauの録音物は聴いた事無かったけど、Piazzollaへのオマージュとかいう説明でなんとなく想像していた。いつかそのうちと思っていて、いつかが今夜。チケット制でもなかったので、多少の入りを勝手に想像していたら甘かった。開場前についたけどかなりの人。で、ピットインの開場待ちのスペ−スは、夏場は暑い。かなり暑い。頼むからさっさと開場してくれと思った。面子のコピペ。
鬼怒無月(G)
喜多直毅(Vn)
佐藤芳明(Acc)
鳥越啓介(B)
林 正樹(P)
スペシャル・ゲスト:吉田達也(Ds)
リリカルでちょっと暗めな音楽が展開されるか?、と思ってた。ら、初っ端は聴いた事のある曲。恐らく鬼怒関連のライブで聴いている曲。これがアコースティック編成で、なんとなくジャズな感覚の演奏。こういうバンドか、と思っていたら、次曲からの感想は異なる。このバンドはプログレだと思った。それは最後までそうだった。アコなプログレ。但し、ロックしてるのはエレキに持ち替えた鬼怒のみだけど。素直じゃない楽曲をバンド全体が抜群のスピード感で表現。ここのどこにPiazzollaとかタンゴを見つければいい?と思ったけど、めんどいので止めた。そしてセットの中盤、ゲストで吉田達也が加わる。実は吉田がゲストで入る事を知らなくて、ちょっと驚く。しかも、ステージの端にドラムセットが組まれていた事にそれまで気付いてなかった・・・。ライブを見るまでのイメージならこのバンドに吉田ってのは意外に思ったはずだけど、既に勝手にプログレ認定したところで吉田が加わったので、個人的には違和感無し。ビートが加わる事で、というか、ロックな人が加わる事でよりプログレ度が高まった。2ndの最初はSalle Gaveauのみの演奏。その後は吉田が加わり、ガッツリとプログレなバンド。1stの時よりハッキリとプログレ。なんなんだこのバンド・・・。
遠慮なく弾きまくる鬼怒は70年代のギターヒーローの様なフレーズ連発。フュージョンっぽい感じになっても、思い浮かぶのはJeff Beck。オレとしては鬼怒のアコギが凄く好きなのでそれが少ないの少しだけ不満だったけど、少しぐらいのは不満はあってもいいはず。