GBH

4月頃だったか、『Perfume and Piss』がレコファンに並べてあるのを見て、「GBH?、え?」とか思った。懐かしい・・・。.が抜けているけれど、これはG.B.Hなのだろうと、ジャケットでわかった。まだやってたかと驚いた。この如何にもパンクなジャケにも気持ちが揺れた。自分でGBHのCDを買うなんて何年ぶりだろう?と思ったけど、もしかしたら自分で買ったことは無かったかもしれない。そんな事を考えながらレジに持って行った。
イギリスのハードコア(パンク)と言えば、DischargeとGBH。これを知らなければモグリ。ってなぐらい、必須だった。ロックに対する愛情が捻くれたのがPop Groupの様なニューウェイヴで、そのまま発露したのがドコアだと勝手に解釈している。だけどPop Groupがアヴァンなんかに通ずる音を持っている事から評価されがちなのに対して、ドコアはダサいものみたいな扱いをかまされたりした。でもこのストレートな、不器用なやり方がロックの初期衝動のはずで、『Perfume and Piss』は結局そのままで、只管ロックしているこれを聴いて、「ダサくて悪かったな でもこれがカッコいいんだ」と、今更言いたくなる。


GBH 『Perfume and Piss』