Elizete Cardoso

W杯も終わったので、そろそろ元の感じに戻る。
Joao Gilbertoの『Chega De Saudade』にオマケの様に入っていた「Chega De Saudade」を聴くまで、名前もインプットされてなかったElizete Cardoso。ちょっと調べてみたら、どうもサンバ・カンソーンの女王とか言われる人だったらしく、なんかいまだにそういう事でイチイチビビったりするのもなんだけど、折角なのでCDを聴いてみようと思って『A Divina』を購入。サンバがつくと、どうしてもあのノリノリなラテン音楽を思い浮かべるのだけど、そういうのとは違う。ここには後にボサノヴァにつながるような優雅があって、ジャズ・ヴォーカルを聴く時の気分でもある。録音の古さがモノクロームで、それは結果的にこの時代だけの優美。


Elizete Cardoso 『A Divina』