2010 FIFA World Cup 決勝トーナメント 準々決勝 オランダ 対 ブラジル

1点入ったら試合が動きまくると思ってて、ブラジルが先制して、さあ、やっとオランダのその攻撃力で波状攻撃が始まるか?と思ったら、まるでダメ。カウンターみたいなサッカーしかしてなかったからか、厚く攻める事ができない。ゴール前にボールを放り込んでも1人しかいないし、ブラジルはしっかり守備の人数が揃ってる。ロッベンが仕掛けてもフォローが全く無く、ボールを奪われる。しかも足が動かないオランダ。この状態でもう1点入れられたら完全に終わり。打開策、あんのか? 一応期待して後半を待つ。


サッカーとして上回っていた方が負ける。そういう事はある。それがこの試合。OGからのブラジルはおかしくなった。そしてそこからのブラジルのチグハグとか落ち着きの無さを見て、ブラジルの最大の欠点に気付いた。このチームのキャプテンって誰だろう?と思わせるほど、キャプテンシーのある選手がいない。そしてそれは、ブラジル随一のキャプテンシーを持っていた選手が今のブラジルの監督であるという事と関係している気がした。
まあとにかく、オランダは久々のベスト4。残念ながらダサいチームに仕上がったけど、しぶとく残っている。やっぱ複雑。このチームが優勝してしまうと、このダサいチームを作ったマルバイクの功績になる。でも、「点を取られろ」とは言えても、「負けろ」とは言えない。なんか、ホントに変な気分。