2010 FIFA World Cup 決勝トーナメント 1回戦 色々

ここまでトーナメントは全試合チェック済み。その中で面白かったのはアルゼンチン対メキシコ。ヤバイぐらいに調子の上がってきたアルゼンチンと、点差をつけられながらも攻撃を仕掛けるメキシコ。両チームとも引かない。これが楽しい。サッカーは点を取り合うスポーツじゃなくて、点を取るスポーツ。それの面白さがこの試合にはあった。
今回は守備的といわれるブラジル。だけどそれはイタリアン・サッカーという事ではなくて、どこで何していようが、ボールを狩りにかかる姿勢の事。たしかにそこからのファンタスティックは今までの代表に比べると少ないけれど、これがブラジル代表じゃなければ守備的なチームと呼ばれる事はない。その対戦相手だったチリはグループリーグでは面白いサッカーをしていたけれど、さすがに相手がブラジルとなると力及ばず。だった。
オランダのサッカーが好きな理由はその攻撃の姿勢にあるのだけど、今回のチームは既にバレバレなように、とにかく勝つ為のサッカーを選んだ。それは、いい加減優勝したいという気持ちの表れらしい。それをオランダ国民が喜ぶのなら、それもいいのだろうとは思う。だけど、別にオランダと関係なく単純にそのサッカーが好きという理由で応援している立場では、今回のオランダ代表は面白くない。グループリーグの時点でクライフは愛想をつかしたのか、チリに対して「W杯で伝統的にオランダが担っていた最も美しいサッカーをする役目を引き継いでいる」言っているらしい。なんか安心した。ここでクライフまでもが今回のオランダ代表を賞賛していたら、もう、オランダのファンを止めようかと思っていた。
なんとなく誘導されるまま、Yahooのズバリ予想というゲームにアルゼンチン対韓国の頃から参加しているのだけど、ここまで22の予想をして、当たったのは12。ちょっと低い数字が恥ずかしいけど、トーナメントに関しては6試合中5試合当てている。外した1試合はアメリカ対ガーナなのだけど、これは勝敗をはずしたのじゃなくて、延長になるという選択肢が当たりだっただけ。単純な勝ち負けなら、ちゃんとガーナを選択している。なのでここまで、一応トーナメントの勝ち負け予想は当たっている。こういうとき、波乱を読む事はなかなか出来ない。その結果の事なので、それは、要するに順当な結果が出ているという事。となると、正直、日本がパラグアイに勝つという予想は難しい。だけど、、、トーナメントでも波乱は起きる。トーナメントが上に進むほど波乱という言葉は似合わないものになるので、波乱が起きる可能性が高いのは1回戦。だけどここまで1回戦に波乱無し。残りは2試合。パラグアイ対日本と、スペイン対ポルトガル。この場合、スペイン対ポルトガルは、どっちが勝っても波乱とは言いにくい。と、すると、波乱が起きる可能性があるのは?