2010 FIFA World Cup グループD ドイツ 対 セルビア

ガキの頃に強く記憶に残ったのは西ドイツ代表で、ルンメニゲとかリトバルスキー、さらにディフェンスのカール・ハインツ・フェルスターとかブリーゲルとか、自分の部屋にポスターが貼ってあった。その後、いまだに世界最高の左サイドバックだと確信しているブレーメ、そしてクリンスマンが居た辺りまではドイツが好きだった。その後は特に気に入る選手が居なくて、それと、特によさそうにも見えないのにW杯には照準を合わせてくる辺りにちょっと狡猾さが見て取れ、あまり応援する気にはならなくなった。
セルビアは、旧ユーゴスラビア共和国の1つ。事実上、ユーゴのサッカーの歴史を引き継いでいると言える国で、日本人にも印象の強いドラガン・ストイコビッチや悪魔のドリブラーといわれたサビチェビッチなど、優れた選手を輩出。当然、好きなチーム。
初戦を落としたセルビアと、オーストラリアをけちょんけちょんしたドイツ。普通に見ればドイツ有利で、オレもセルビアに頑張ってほしいけれど、まあ、無理だろうと思ってた。が、まさかのセルビア勝利。もちろん前半途中でクローゼが退場した事は影響しているけれど、それでも決して引きまくって何とかしたわけじゃなく、どちらかと言えば決定的を外した回数はセルビアの方が多かった。とにかく両チームともタフに戦っていて、最後の疲労具合は、あのドイツの選手が疲れた顔をしているという珍しい姿を晒すほどだった。