2010 FIFA World Cup グループG コートジボワール 対 ポルトガル

前半終了。とりあえず渋い内容の試合。G組の勝ち上がりは当然のブラジルとコートジボワールと予想しているのだけど、というか、コートジボワールに関しては勝ち上がって欲しいという希望なのだけど、そのコートジボワールは個々の力があるのに纏まりすぎという感じ。サッカーが小さいというか・・・。このチームが元々そういう姿勢だったのかエリクソンがわずかな時間でテコ入れした結果なのかわからないけれど、この状態が後半も続くと、クリスチアーノ・ロナウドの突破から得点される雰囲気がある。
しっかしさ、リエジソンもブラジルからの帰化選手って、デコとあわせてポルトガルに2人もブラジルからの帰化選手がいるってちょっとなあ・・・。

打って変わって後半は両チームとも点を取るための仕掛けが出てきた。スコアが動くか?、という雰囲気。だけど中盤に差し掛かると徐々にペースダウン。そしてコートジボワールドログバを投入した辺りで完全にペースダウン。ポルトガルも徐々に同調。これはどういう事か?と言えば、やはり勝点3が欲しいという気持ちで多少のリスクを持って動き出したのだけど、ある程度までくるとそのリスクを消し去る方に動いたという事。グループリーグの初戦で出来るリスクは、万が一点を取られたらそれを是が非でも取り返す為の時間を考えたリスク。その時間が来たという事。ドログバを入れたのは、そういう中でもチャンスが生まれた時の為の準備。多少のチャンスはあったけど、結局得点に至らす。
このドローはポルトガルに得。というのは、コートジボワールの次戦はブラジル。現実的には、ブラジル戦は勝点無しという可能性を考えざるを得ないのだけど、ブラジルの選手だって人の子なので、トーナメント進出はさっさと決めたいはずで、だから最短の2試合でそれを狙う。それが叶えば残りの試合はリスクを負わない。なのでブラジルとの対戦も第3戦ならばドローも計算できる。という事でブラジル戦が第3戦に組み合わされたポルトガルにとっては悪い結果ではない。と思う。