八木美知依ダブル・トリオ

ピットイン。面子をコピペ。
八木美知依(20絃箏、17絃箏、Vo)トッド・ニコルソン(B)須川崇志(B,Cello)本田珠也、田中徳崇(Ds)
5人でダブル・トリオ?と思った。まあべつにいいのだけど。
分厚いフリージャズ。ツイン・ドラムとWベース(ツイン・ベースな)の怒涛と、箏の音色がコントラスト。そういう強い印象が残る。
改めてTodd Nicholsonのぶっとい弦の鳴りと、アルコの響きを確認。須川もNicholsonに引かずも、どちらかというとチェロの響きが印象深い。本田と田中は両端だったので、注意しないとどっちがどれを叩いているのかわからないのだけど、めんどくさいのでその辺は気にせずその迫力にニヤつく。
「えれきでびびび」という事だったので、多分八木さんの音に仕掛けが来るなと思っていて、それは1stの2曲目、Coltraneの「Seraphic Light」だった。リングモジュレーターでのノイジーな音。突然だったのでPAにノイズが入ったか?と思った。だけどそれを終始はせずに切り替えるところがなんとなくらしい気がした。それ以外では、2nd最後の「Rouge」でディレイらしきものを使っていたように思う。今までに八木さんがエフェクトを使っていた印象は無くて、なので八木さんのライブを見ながら、いつかエフェクトを使うという選択があるかもしれないと思っていて、それを使う事で色々と演奏の幅は広がるはずだから、それがいつになるのか?と思う事があった。オレが気付かなかっただけで今までにもエフェクトを使っていたのかどうかわからないけれど、今夜の様なセンスで使われるのならば、期待は更に高くなる。