Art Ensemble of Chicago 〜 JJ 〜 箏

ええええ、こんなになったか・・・、と、ちょっとクラクラした。探し求めたArt Ensemble of Chicagoの『People in Sorrow』。間違いなく1度はCD化されて、それを持ってたけど手放して、それ以来時々聴きたくなって再発されんかなあと思っていたのだけど、なかなかそうならず。でもプレミア価格には手を出したくない。ああああ、ってなりながら最近知った。『Americans Swinging in Paris』というタイトルのAEOCのCD、これ、2作品の抱き合わせで、そこに『PiS』が入っている・・・。マジかと思ってネットでオーダーしようと思いながらレコファンに行ったら中古で発見・・・。即。で、ニヤニヤしながらウロついて、クラシックのとこ。タワレコのクラシックのフロアはあの大きさにクラシックのCDがつまりまくっていているけれど、外野のオレは気後れ。仕切りの意味がわからん。他のジャンルはミュージシャンのABC順なのに、クラシックは作曲家だったり楽器別だったり古典とか分けられたり。あ、でも、ロックもオールディーズは別枠だし、気の利いたとこでは細分化されているか・・・。でもあくまでミュージシャンで分けられているよな。と、まあ相変わらずうざいのだけど、とにかくタワレコのそれに比べてレコファンは小規模で好感。そこの新譜コーナーで高橋悠治の新作『高橋悠治の肖像』も発見してニヤニヤ増。そして同じ並びに沢井一恵の再発。いまでこそ八木さんの箏を聴くのが楽しみだけど、それ以前の人達の名前は殆ど知らず、だけど何故か沢井さんの名前は知ってて、ちょっと手にとって見た。するとJohn Cageの曲を演奏したものだったりとかして、ちょっと触手が、、、という状態だったけど、なんとなく我慢。
帰宅。『PiS』部分を聴く。久々。記憶より結構音数多い。激ストイックだったと思ったのだけど、『PiS』を知って以降色んな音楽を知ったわけで、その中で強烈にストイックなものもいくつも知ってしまったので『PiS』への感想が変わるのも仕方ない。でもやはり引き込まれる。この音楽は芳垣ファンには必須。そして流れにのってJoseph Jarmanの『Poem Song』。AEOCというとLester Bowieが筆頭なのかも知れんけど、オレはJarman。なぜならJarmanを先に知ったからで、そのキッカケが『Poem Song』だった。だけどこれも1度手放して再発されたものが手元にあるのだけど、それも以前レコファンで買った。ジャケットは以前の方がよかった。肝心の『Poem Song』はさすがJarmanというか、ジャズという範疇を超えて邦楽な音と融合。そこには箏の音が入っている。その箏が沢井さんだった。そっか、それで名前を知ったんだな。氷解。

明日のピットインは八木さんのライブ。ツイン・ドラムとWベース(ツイン・ベースな)。なんかなんなんだ?っていう編成だけど、こういう事をこなすように箏の演奏者も変わってきたって事。というか、八木さんが変異か。
しかし『えれきでびびび』って・・・。このセンス、これはあれだな。MrMRだな。

そうじゃないって。