流れ

去年は2回のRock'n'Roll Gypsiesの単独、うつみようこ & YOKOLOCO BANDとの2マン、流れ、福岡でのRoostersと、花田裕之の演奏をかなりライブで聴いた。元々花田に対する思い入れはなくて、あくまでも元Roostersのギタリストで、初めて買ったその名義のアルバム『Rock'n'roll Gypsies』も、当時はあまり聴いてない。だけどそのアルバムをベースに結成されたジプシーズがRoostersの楽曲を積極的に再現するバンドであると知ってCDを繰り返して、数年前初めてジプシーズのライブを見て、それから東京での単独はフォロー。そして何枚か花田のソロ・アルバムも手に。
自分が去年福岡まで行ってしまったRoostersで満足したのか、花田のスケジュールをチェックしてなかったので、今年の2月、オレの居住区である池尻大橋のROCKERROOMで流れがあったのに行けなかった。そして先月のジプシーズもタイミングが悪くて行けなかった。しまったなあと気分だったのだけど、短いスパンでまたしてもROCKERROOMで流れ。それを知ったのは昨夜、バルサインテルの試合を待ちながらネットをうろついてた時。「間に合うのか?」と思ってメールしてみたら、3:08に発信したメールなのに、3:25にOKという返信。

今日演奏された曲はオレには頭に入っていない曲が多かった。まあ前回の流れもそうだったのだけど、それでも時折挟まるRoostersやジプシーズの曲とかカバーとか、そういうものがあった。だけど今夜は、荒い聴き方でしか花田に接してこなかったオレにはわからない曲が多く、知っているという事の安心感はあまり使えなかった。でも、そういうものは使わなくてもいい。もちろん、好きな曲が演奏されれば嬉しいのだけど、そうじゃなくても花田のギターと歌は、演奏を聴きにいく理由になる。
ジプシーズの、久しぶりの新作を録音中とのことで、その中から1曲、「そろそろ」という新曲が披露されて、「アコギでやるような曲じゃないけれど」と言っていたけれど、ちゃんとロックなグルーヴしていて、ニヤつく。

実は花田の生誕50年記念の東京での2つのライブは、チケット入手済み。リキッドの方はまだチケットが手に入るようだけど、ロフトはRoosterz名義の復活という事で早々に売り切れているし、今夜のライブにギリギリ気付けたし、まだオレ、運があったんだな。

Roostersの『In the Motion』は当然手にしているけれど、まだ封を切っていない。見なくてもいいのかもしれないという気分。何年も経っていつか、あのライブの空気を忘れた時にこのDVDの封を切ればいいという気がしている。