スペースマインド

日曜、西荻から帰ってきて、ビールを舐めつつ、ブログをガーッと書いて。終わってもう一本と思ってビールを開けて、一口飲んだ瞬間に「あ、今オレ風邪引いた・・・」と思った。気付いた、か。一瞬でクラっとした。飲みすぎでそうなったわけじゃない。それぐらいの違いはオレにもわかる。なので速攻寝たのだけど、翌朝体調戻らず。そんな状態で昨日今日。なのにスーパーデラックスに向かった。体調は戻っていない。最悪、ライブを見ている途中で気分悪くなるんじゃないか？と思ったけれど、それでも向かった。ライブを見ているときは体調が戻る事の方が多いので。



開演予定前にSDLX着。入る。人少な・・・。最終的に20人ぐらいだったんじゃないだろうか？　なんで？　The Space Baa出るのに？　と思ったけど、オレが思っても仕方ないので、風邪引きながらも東京エールを手にした。



まずはシタールのヨシダダイキチとスティールパンの町田良夫のデュオ。どちらもそうそうはお目にかかれない楽器で、チル的に音楽する。初っ端チルってのもいい。ユラユラしながら、でも少しずつスピードが上がって、音量が上がった。そうなるとスティールパンが結構強い音になったりして、面白い。シタールの独特も勿論残るわけで、マジで、シタール欲しいなあと思った。3万円ぐらいで手に入りませんか？



続いてTom Hallという人。どうやらオーストラリア人？　ラップトップで音楽。フォークトロニカ系エレクトロニカ、と思った。ラップトップ特有の音と、何気に自分で映像も操りつつ演奏。こちらも緩やかながら時折重低音。そうこうするうちに最後はかなりノイジー。おお、カッコいい・・・。途中で気付いたのだけど、全編にわたって4音ぐらいのフレーズが回り続けていて、実はミニマルな部分もあった。1stもそうだけど、全く知らない人がこうやって楽しませてくれると得した気分。



トリはスペースバー。トランペットとエレキ・ギターみたいな音を出す小物な装置みたいのを扱う辰巳光英、ベースの不破大輔、ドラムがジマニカ。

このバンドは良い。カッコいい。グルーヴがある。アグレッシヴがある。演奏が長い。モンクのつけどころ無い。Rovoとか好きな人は是非1度見てください。絶対嵌ります。で、オレはファン期エレ期のマイルスだと思って聴いている。たった3人で『On the Corner』をやっていると思っている。カッコいいってば。マジで。もったいないです。







という事で、倒れるどころかいつもと同じ調子で東京エールかましてホクホク。人が少ないのは楽に見れていいのだけど、でも、こんな面白いもの、やっぱもっと人がいた方がいい。もったいない。このままだとそういうお化けが出る。